...俺だって食えそうなものを辞退するわけじゃないぞ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...私は出来るだけ辞退する...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...見送りは一切辞退する云うてはるねん」「ホテル迄でも行って来ようか」「それには及ばんと思うけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ちよつと来ていただけば好いんですよ」その女がその料理屋に呼ばれたのを辞退するのをさう言つて達(た)つて勧めたりして...
田山録弥 「島の唄」
...忰(せがれ)は足がわるいから消防長はつとまらぬと辞退するのを...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」北村が辞退するのも構わず...
豊島与志雄 「自由人」
...」彼が名誉を辞退するのを見ては人々は言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...辞退する心にならず...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...あなたの辞退するのを見て益(ますます)依頼し度(た)くなったから...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...「辞退するほどのものでもないから...
野村胡堂 「胡堂百話」
...御納戸(おなんど)の役は勤めかねると辞退すると...
久生十蘭 「鈴木主水」
...あまり大振りをせずに乗つてゐる位なら辞退するほどではなかつたが...
牧野信一 「海棠の家」
...それを辞退する私とがボライトフルな争ひを交してゐると...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...辞退すると広海屋も聴きつけて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...平に辞退するのであるが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あえて辞退することもないと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのうち種の方でこれを辞退するようになった...
矢田津世子 「神楽坂」
...ご好意を無にいたすようでござるが」立ち淀んで、辞退すると、人々は口を揃えて、「なぜじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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