...その辞世の句に詠じた通り...
芥川龍之介 「枯野抄」
...師匠に辞世の句がないのを気にかけてゐた...
芥川龍之介 「枯野抄」
...氏政辞世の句を誦して圓一に示し...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...その笑談の一つの材料として芭蕉のこの辞世の句が選ばれたことを思い出す...
寺田寅彦 「思い出草」
...辞世の句というのがいくつも出ているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派な辞世の句だの偈だのを残して帰するが如くに逝った例は...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...故に芭蕉の将(まさ)に死せんとして門人その辞世の句を問ふや...
正岡子規 「古池の句の弁」
...」榛軒辞世の句である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...芥川氏は香以の辞世の句をわたくしに告げた...
森鴎外 「細木香以」
...しかし真の辞世の句は「梅が香やちよつと出直す垣隣(かきどなり)」だそうである...
森鴎外 「細木香以」
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