...オドオドしながら行儀のよいお辞儀をした...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...即ち歳費の全部を辞退したる次第に御座候...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一ドル銀貨をひろうためなら人は誰だってかなり脇道にそれることを辞さない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...おそろしく丁寧なお辞儀をしました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...此間、本堂の前で出会(でつくは)したから、お辞儀をしたが、黙つて莞爾(にこ/\)と笑はしやつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...「阿母さんは誰にお辞儀しているんでしょう...
徳田秋声 「足迹」
...まだ退役の辞令を受けていなかったため...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私達はただ低くお辞儀をした...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...つんとしたお辞儀をした...
豊島与志雄 「別れの辞」
...ノート・教科書・辞典...
永井隆 「この子を残して」
...修辞学はギリシアにおいて単に言葉の装飾や美化のためのものであったのでなく...
三木清 「解釈学と修辞学」
...辞書のもつてゐる啓蒙的意義は大きい...
三木清 「辞書の客観性」
...此事が霞亭十八歳の時に於てせられた証は、渉筆に自ら「予年十八遊京師」と云ひ、又嵯峨樵歌(せうか)の首に載せてある五古に韓凹巷(かんあふこう)が、「発憤年十八、何必守弓箕、負笈不辞遠、就師欲孜々」と云ふに見て知られる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...辞(いな)みて飲まざりき...
森鴎外 「うたかたの記」
...是豈(あに)明治の思想界を形容すべき絶好の辞に非(あら)ずや...
山路愛山 「明治文学史」
...そして狭山課長はその翌日辞表を提出したるものなるが...
夢野久作 「暗黒公使」
...非常に鄭重なお辞儀をしたつもりだったのに...
横光利一 「旅愁」
...奥のほうで返辞がした...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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