...二 辜鴻銘先生辜鴻銘(ここうめい)先生を訪う...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...その幾人もの無辜(むこ)の人々がもだえながら絶命するのを...
有島武郎 「或る女」
...無辜(むこ)の人を殺さず...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...しかしそれら三人の無辜(むこ)の者は...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...列強の間に戦争でも起れば忽ち無辜の国土は戦場として利用せられ...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...とりわけ無辜(むこ)の女を虐げる者は必ず罰せられるだろう...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...無辜の人たちが壁に頭を凭せ...
久生十蘭 「ノア」
...人は無辜の人間となることが出來ても...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...巫后と妖蠱(ようこ)呪詛(じゅそ)し女にして男淫するを以て皆辜(つみ)に伏す...
南方熊楠 「十二支考」
...そんなものとピエールがドルフェスのときは熱中したという無辜(むこ)のものを支持する心...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...孤立している無辜(むこ)の民は...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...無辜(むこ)の人間に生命(いのち)がけの不正を働らかせながら...
夢野久作 「爆弾太平記」
...その無辜(むこ)な者は危険を知らずに天童谷(てんどうだに)へ迷って来た旅人で...
吉川英治 「江戸三国志」
...無辜(むこ)の往来人を辻斬して...
吉川英治 「剣の四君子」
...無辜(むこ)の民が泣いていよう...
吉川英治 「私本太平記」
...無辜(むこ)の人命を犠牲にするは...
吉川英治 「新書太閤記」
...多くの城兵や無辜(むこ)の民も...
吉川英治 「新書太閤記」
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