...我はおん身等に對して何の辜(つみ)をもおかしゝことなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...無辜(むこ)の舞姫に残忍苛刻を加へたり...
石橋忍月 「舞姫」
...谷中村買収事件の歴史ハ全く権力と金力と結托して無辜の良民を迫害したるに在り...
田中正造 「非常歎願書」
...氷海の無辜(むこ)の住民たる白熊(しろくま)に対してはソビエト探険隊員は残虐なる暴君として血と生命との搾取者としてスクリーンの上に映写されるのである...
寺田寅彦 「空想日録」
...龍の口へ突き出さうか」「――」「十幾人の無辜(むこ)を殺した惡虐無道...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全然無辜(むこ)の一人を死刑に処したことになるのだ...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...一人の無辜(むこ)を罰する勿(なか)れ』という精神から来ているのだ...
浜尾四郎 「正義」
...無辜の人たちが壁に頭を凭せ...
久生十蘭 「ノア」
...無辜の市民を殺害した上...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...無辜(むこ)の人民は身の進退を貸して他の草紙に供するが如きことあらん...
福沢諭吉 「学者安心論」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...天狗党は天下無辜の者の味方だ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...天狗党は天下無辜の者の味方だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...無辜(むこ)の犠牲とはなんだ...
森鴎外 「食堂」
...【五〇】不辜...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...無辜(むこ)の民が泣いていよう...
吉川英治 「私本太平記」
...無辜(むこ)の人命を犠牲にするは...
吉川英治 「新書太閤記」
...無辜(むこ)の民を...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索