...無辜(むこ)の人を殺しました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...辜鴻銘を見るを忘るること勿れ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...無辜(むこ)なる良民の特性夫は真に悲惨の極である...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...我はおん身等に對して何の辜(つみ)をもおかしゝことなし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...例えば、非常に神経過敏な、無辜の男が、ある犯罪の嫌疑を受けたと仮定しますね...
江戸川乱歩 「心理試験」
...世人はひとしく仙之助氏の無辜(むこ)を信じていたし...
太宰治 「花火」
...「一無辜(いちむこ)を殺して天下を取るも為さず」で...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...この場合にもやはり諸君は無辜の人々をやっつけるのである...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...龍の口へ突き出そうか」「…………」「十幾人の無辜(むこ)を殺した悪逆無道...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また無辜(むこ)の支那民衆のためにも...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...無辜(むこ)の林が有力な嫌疑者として拘引されたという記事を見ると...
平林初之輔 「予審調書」
...又事実に於て無邪気無辜(むこ)なる者もあらんなれども...
福沢諭吉 「新女大学」
...自分自身に向っていくら自分の無辜(むこ)を力説したところで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...陳宮悔いて全く豕を殺してわれらを饗する拵えだったに曹操急に疑うて無辜(むこ)を殺したと言う...
南方熊楠 「十二支考」
...(四九)盜跖(たうせき)は日(ひ)に(五〇)不辜(ふこ)を殺(ころ)し...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...無辜(むこ)の民だけは殺さないようにお計らい下さい...
吉川英治 「三国志」
...「無辜(むこ)の庶民は殺すな」「放火はつつしめ」「一隊はすぐ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...無辜(むこ)の民を...
吉川英治 「新・水滸伝」
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