...辛抱強い女性である...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...辛抱強い態度を示し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ところが我輩や福沢先生はそんな辛抱強い陰険なことが出来ない...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...そして辛抱強いものはたんとありますまい...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...善光寺の地獄めぐりにも似た彼の辛抱強い努力が漸く報いられる機会に恵まれたのは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...その目にあるのはひたすら辛抱強い慇懃さのみ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...「神さまは辛抱強いし...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...忰は幾らか辛抱強いので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ソオルは更に辛抱強い探査をつづけてゐたが...
南部修太郎 「死の接吻」
...そんな頑丈な身體をしてるし、辛抱強いのに、机の前で萎(いぢ)けてるのは詰まらないぢやないか...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...辛抱強い研究と十分立証された証拠に代えるに放恣な空想と無根拠な主張をもってすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...辛抱強い愛としなやかな洞察によつてそれを把握するのである...
三木清 「人生論ノート」
...辛抱強い愛としなやかな洞察によってそれを把握するのである...
三木清 「人生論ノート」
...辛抱強い世間の奴を引き摩り廻しているばかりでは駄目だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...生れつき辛抱強い熱心な腹案工夫なんかしてはおられない性質の人を知っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それにカエサルの霊魂ほど周到な・活溌な・そしてまた辛抱強い・霊魂がかつてあったろうか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我ながら随分辛抱強いと考へて居た自分が今では次第に堪(こら)へ力(ぢから)が無くなつて行(ゆ)く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...三河武士の辛抱強い実証は...
吉川英治 「新書太閤記」
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