...モスコーの一敗辛くも巴里(パリ)に遁れ帰りたる大奈翁(だいなをう)に対し...
石川啄木 「渋民村より」
...料理のうちには、甘過ぎもしない、塩ッ辛くもない、酸っぱさも丁度いい、何一つ欠点はないが、唯美味くはない、という料理だってあり得る...
中谷宇吉郎 「面白味」
...辛くも思いとどまったという老人も知っている...
野村胡堂 「胡堂百話」
...唐崎荘之介と秘書は辛くも息だけは通っている様子です...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...僅かに身をかはして辛くも匕首の尖(さき)を除(よ)けます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裏木戸がどうかしましたか」大きい声だけは辛くも聞える様子ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...臭い辛(から)いものが自然に臭くも辛くもなく...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それこそ私たち自身の社会的な努力によってその構造を辛くも守りたてて来ているからではないだろうか...
宮本百合子 「合図の旗」
...辛くもわが身を我から支えて歩くそういう時の描写をまだしていないことを見出しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...また、それ以上の役人でも、どうせ朝廟の政務といっても、さし当って何もないので、暇があれば、山に入って木の実を採り、鳥獣を漁(あさ)り、薪や柴を伐(き)りあつめて来て、辛くも、帝の供御(くご)を調(ととの)えた...
吉川英治 「三国志」
...辛くも許を追って...
吉川英治 「三国志」
...――馬超は、自らつけた火と、自ら招いた禍いの兵におわれて、辛くも、渭水の仮橋まで逃げのびて来た...
吉川英治 「三国志」
...戦袍(ひたたれ)を捨てて辛くも逃げのがれ給いしとか...
吉川英治 「三国志」
...その旧恩によって辛くも難をのがれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...辛くも捕ったという伝えなどもあって...
吉川英治 「新書太閤記」
...しッかりしてくれ!」辛くも投げた人助けの捕縄(とりなわ)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...辛くも三人を追ひ歸した...
若山牧水 「一家」
...これではと私の常に行(や)り馴れて居る催眠法をいろ/\と行(や)つて辛くもとろ/\と夢うつゝの裡に睡るとも覺めるともなき状態に陷つて了つた...
若山牧水 「姉妹」
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