...更に又大昔のホメエロスなどは轣轆(れきろく)たる戦車の音か何かを気にしてゐたのに違ひない...
芥川龍之介 「解嘲」
...車声轣轆仆家翁(しやせいれきろくとしてかをうたふる)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...早や門の外を轣轆(れきろく)として車が行く...
泉鏡花 「婦系図」
...川岸(かし)は荷車(にぐるま)の轣轆(れきろく)に震(ふる)ひ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...車馬轣轆(れきろく)の声とともに相和して...
徳富蘇峰 「将来の日本」
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野口雨情 「都会と田園」
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野口雨情 「都会と田園」
...たつた此間まで砲車彈藥車とともに轣轆として續いた規律ある軍隊の流れは...
林芙美子 「雨」
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樋口一葉 「別れ霜」
...轣轆たるバラルダの廻転と...
牧野信一 「バラルダ物語」
...轣轆(れきろく)と近づいて来る馬車が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...八王子辺から来る馬力が轣轆(れきろく)として続いたに違いない...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...轣音(れきおん)揺々(ようよう)と...
吉川英治 「三国志」
...李儒は云ったが?」車駕の轣音(れきおん)や馬蹄のひびきが街に聞える...
吉川英治 「三国志」
...金モールを載せて轣轆(れきろく)と帝都を駛(はし)る貴顕大官の馬車や...
吉川英治 「旗岡巡査」
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