...轡虫(くつわむし)の声...
岩野泡鳴 「猫八」
...女中達はみんな縛りつけて猿轡をかましてあるし...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...座敷がしんとして庭では轡虫(くつわむし)が鳴き出した...
寺田寅彦 「祭」
...手足を縛られ猿轡(さるぐつわ)をはめられて溺(おぼ)らせられてるかのようで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの毛唐人の仲間らしいよ」二騎轡(くつわ)を並べてこの場へ来合わせたのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...轡(くつわ)を並べて出席しないとも限りません...
中里介山 「大菩薩峠」
...猿轡を噛ませちゃ気の毒だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...轡虫(くつわむし)みたいにお饒舌(しゃべり)ですよ」「それから」「佐原屋の息子の茂吉は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猿轡(さるぐつわ)にも及ばず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猿轡(さるぐつわ)をッ」平次が声をかける間もありませんでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猿轡まで噛ませて家中を捜し廻り――どうせ金のある筈はねえが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猿轡(さるぐつわ)を噛ませて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次に縛られた男が猿轡を外して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「女に金轡(かなぐつわ)を噛(か)ましただ」筆者である私が...
山本周五郎 「青べか物語」
...御承知の通りツイ夜明け方の一時間ばかりの間の出来事で御座いますけに……丹波小僧が何もかも先手を打って物を云う間もなく猿轡を噛まして...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...轡(くつわ)をそろえているような盛観だ...
吉川英治 「三国志」
...義昭の駒の轡(くつわ)を取ったとは思うまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...父さん」私は言いました「手に持ってた鞍と轡だけだった...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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