...見事(みごと)に轡(くつわ)を引留(ひきと)めた...
泉鏡太郎 「十六夜」
...猿轡(さるぐつわ)をした鬼川を連れて来...
海野十三 「空襲葬送曲」
...女の方は猿轡(さるぐつわ)まではめられている...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...一木の子分が二頭の馬の轡をつかんで立ちはだかると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正面三カ所に轡(くつわ)の紋があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...壁の一隅につるしてある薩摩屋敷の轡(くつわ)の紋のついた提灯(ちょうちん)を見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...猿轡を噛ませちゃ気の毒だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もう一度猿轡を噛ませました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...猿轡(さるぐつわ)まで噛まされて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上猿轡を噛ませれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...直線上に轡をならべて...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...彼が書き続けてゐる仕事の主題(テーマ)となつてゐるわけなんですが……」竹下は百合子を追ひかけたが轡がうまく並ばないで...
牧野信一 「南風譜」
...驚くべきタルニシアンを馬に乗せて左右から轡をとりながら...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...(ウェルギリウス)彼らの轡なき馬は乗りて不快なり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とてもかなう相手じゃあねえんだ」「そんならあにいはどうする気だ」「この寄場には役人がいる」「かな轡(ぐつわ)を噛まされてな」と万吉が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...御承知の通りツイ夜明け方の一時間ばかりの間の出来事で御座いますけに……丹波小僧が何もかも先手を打って物を云う間もなく猿轡を噛まして...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...義昭の駒の轡(くつわ)を取ったとは思うまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...奴を放して振り返った時だ――鞍と轡を手に持ったまま――あいつを見たのは...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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