...彼の演説は轟然として聞き手を感動させた...
...ニュースが伝わるや否や、世界中で轟然とした反応が起きた...
...その大地震は町中に轟然と鳴り響いた...
...彼の新作小説が出版されると、文学界には轟然とした評判が広がった...
...車が大きな音をたてて轟然と通り過ぎた...
...『大都会の中央の轟然たる百万の物音の中にゐて感ずる時と...
石川啄木 「鳥影」
...とつぜん轟然(ごうぜん)たる銃声がなりひびき...
海野十三 「恐竜島」
...轟然(ごうぜん)たる一大音響とともに爆発した...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...混然湧然轟然(ごうぜん)たる色調の撒布に...
谷譲次 「踊る地平線」
...轟然たる機関の響から遁れて外へ出ると...
豊島与志雄 「過渡人」
...重い列車が轟然(ごうぜん)たる音をたてて到着しかけていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...風を捲き起して轟然と走り過ぎる電車の響と...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...夜九時隣室のラヂオ轟然たり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...暫らくして轟然(ごうぜん)と一発!兵馬は天守台の櫓(やぐら)の屋根の上から...
中里介山 「大菩薩峠」
...下で轟然(ごうぜん)たる音がすると共に...
中里介山 「大菩薩峠」
...轟然(ごうぜん)――天地も崩れるような物音...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は破滅に向つて突進してゆくのだ!……小銃が轟然と鳴り響いて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「アハハハハハ」ト突如(だしぬけ)に昇が轟然(ごうぜん)と一大笑を発したので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...はっとして身をねじると腹のあたりをかすって轟然たる響きとともに砂煙りを上げてすっとんで行く...
松濤明 「春の遠山入り」
...轟然(ごうぜん)と衝突してしまった...
夢野久作 「衝突心理」
...火の出るような一瞥(いちべつ)を船長にくれた……と思ううちにツカツカと自分の室(へや)に這入って轟然(ごうぜん)と扉(ドア)を閉めた...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...轟然と四壁や石垣をゆるがしたと思うと...
吉川英治 「三国志」
...家(いえ)のなかから轟然(ごうぜん)たる爆音とともに...
吉川英治 「神州天馬侠」
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