...一轉則爲二正氣一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...その晝風とお轉婆らしい氣質とは大野の大嫌ひであつたのを...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...お鳥と共にお轉婆の仲間であつたのを繼母が知つてゐるので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...運轉手は生命は別條ないが重傷です...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...然し之れも當代の源之丞は一家をあげて二十年程前に徳島に移轉してゐるので何物も見せて貰ふ譯にはゆかない...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...中には足を投出して寢轉んでゐるものもあれば...
田山花袋 「歸國」
...電車の運轉手は、しきりにベルを踏み鳴らしながら、併しわり合にのんきさうな顏をしてバスに押し込む遊山客の群を眺めて居たのである...
寺田寅彦 「伊香保」
...一轉して憲政黨内閣の時代と爲りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ごろり轉(ころ)がつた處(ところ)爪先(つまさき)と踵(くびす)持(も)つてかうぐる/\引(ひ)ん廻(まあ)すとどうだ大(えけ)え野郎(やらう)でも起(お)きらんねえだよ...
長塚節 「土」
...今朝格子の中に冷たくなつて轉げて居ました」「卒中(そつちう)ぢやないか」「いえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前も家を開けたさうぢやないか」平次の眼は小三郎から幾松に轉じました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...義理の姪があんなに綺麗で陽氣でお轉婆だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辛(から)くも娘の部屋に轉げ込みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...テエブルの上に轉がつてゐる豌豆を見ようと思つて立ち止りながら...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...捨吉が自轉車に手をかけたまま...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...一種の變態的な美しさに轉化してしまつてゐるのだらうか...
堀辰雄 「噴水のほとりで――」
...その理髮店の古ぼけた自轉車に跨つて...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...「君は半歳ばかり海岸へでも轉地して...
正宗白鳥 「假面」
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