...時とすると轆轤首(ろくろくび)...
田中貢太郎 「おいてけ堀」
...「轆轤首じゃ、さてはたばかって、わしをおびき寄せたな」怪量は閃(きっ)となってそれを見据えたが、やがてその眼がきらりと光った...
田中貢太郎 「轆轤首」
...万一轆轤首の骸(むくろ)を見つけた時...
田中貢太郎 「轆轤首」
...これは轆轤首と申す妖怪(ばけもの)の首でござる...
田中貢太郎 「轆轤首」
...まさしくこれは轆轤首...
田中貢太郎 「轆轤首」
...其処には轆轤首の体は一つもなかった...
田中貢太郎 「轆轤首」
...著者の小品集「怪談」の中にも出て来る「轆轤首(ろくろくび)」というものはよほど特別に八雲氏の幻想に訴えるものが多かったと見えて...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...鳥娘か轆轤首(ろくろくび)だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忽ちのうちに轆轤首にでも化けて仕舞ひさうなのである...
牧野信一 「剥製」
...轆轤首の反吐のやうな議論を聞かせられては...
三田村鳶魚 「女順禮」
...その他と轆轤首の怪談呉一郎が覚醒後に感じたりという頭痛...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...日本の巷間(こうかん)に伝うる轆轤首(ロクロクビ)もしくは抜け首と称せらるる怪談なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あっしの嬶(かかあ)なんぞはモウ以前(せん)に水天宮で轆轤首(ろくろっくび)の見世物を見て帰(けえ)って来ると...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
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