...更に又大昔のホメエロスなどは轣轆(れきろく)たる戦車の音か何かを気にしてゐたのに違ひない...
芥川龍之介 「解嘲」
...車声轣轆仆家翁(しやせいれきろくとしてかをうたふる)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...「轆轤首じゃ、さてはたばかって、わしをおびき寄せたな」怪量は閃(きっ)となってそれを見据えたが、やがてその眼がきらりと光った...
田中貢太郎 「轆轤首」
...まさしくこれは轆轤首...
田中貢太郎 「轆轤首」
...其処には轆轤首の体は一つもなかった...
田中貢太郎 「轆轤首」
...直ちに弾ね返って轆轤(ろくろ)の如く鉄棒に巻き着いて了います...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...小さな轆轤を店の傍に備へて...
田山花袋 「歸國」
...轆轤(ろくろ)の柄に腰をかけ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御蔭でこの通り刃が一分ばかりかけた」とやけに轆轤を転(ころ)ばす...
夏目漱石 「倫敦塔」
...わけても轆轤目(ろくろめ)の雄麗さに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ完全(かんぜん)な轆轤(ろくろ)を使用(しよう)しなかつたのでありますが...
濱田青陵 「博物館」
...土手に隠れて形は見えないが車馬の声が轆々(ろくろく)として聞える...
二葉亭四迷 「浮雲」
...同じ轆轤を挽くとても...
柳宗悦 「工藝の道」
...彼は何度も何度も同じ轆轤の上で同じ形を廻してゐるのだ...
柳宗悦 「雑器の美」
...それを一尺ほどに切って轆轤(ろくろ)にかける...
柳宗悦 「全羅紀行」
...轆轤をよけいに利用するようになるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...頂上の轆轤部を牛皮の紐で縛つて開閉を自在にしてある...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...木地(きじ)を轆轤にかけたり...
吉川英治 「江戸三国志」
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