...又輿論の存在に価する理由は唯輿論を蹂躙する興味を与へることばかりである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...全くこの憲政の運用発達は輿論に支配さるるものであるという事は...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...輿論は議員がみずから歳費増加のことを採決する厚顔を罵って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...祭りの寄附金を出さぬと御輿(みこし)で店先を毀(こわ)す...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...折からこの地の祇園祭(ぎおんまつり)で樽神輿(たるみこし)を舁(かつ)いだ子供や大供の群が目抜きの通りを練っていた...
寺田寅彦 「高原」
...社会的には輿論の対象となり法制的には疑問の焦点である処の...
戸坂潤 「社会時評」
...然るに此神輿は、旧き獅子頭のみにて些(いささ)かの彩りなく、古風に不器用なるものなり...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...堤の路を村の人達は夢中で輿を担ぎ廻つたが...
原民喜 「廃墟から」
...公議輿論とともに順に帰せしむること...
福沢諭吉 「徳育如何」
...共にしたとはいうけれど、譬えば一家の主僕(しゅうぼく)がその家を、輿(こし)を、犬を、三度(ど)の食事を、鞭(むち)を共にしていると変った事はない...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...『近江輿地誌略』に...
南方熊楠 「十二支考」
...馬車や輿(こし)や舟に長く乗っていられない(若いときはそれが今よりひどかった)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...輿論(よろん)の機敏な把握(はあく)とか...
矢部貞治 「政治学入門」
...卯(う)ノ下刻(げこく)(午前七時)に六波羅を出た二つの囚人輿(めしゅうどごし)は...
吉川英治 「私本太平記」
...さっそく古輿には天皇を舁(か)きまいらせ...
吉川英治 「私本太平記」
...輿とも馬ともしてないから...
吉川英治 「私本太平記」
...輿入(こしいれ)の折は...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田家へ輿(こし)入をする...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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