...南洲輿中より之を招き...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...来世は必ず南蛮国の大名へお輿入(こしい)れなさるべしと存じ上げ候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...右二氏の進退(しんたい)に関し多年来(たねんらい)心に釈然(しゃくぜん)たらざるものを記して輿論(よろん)に質(ただ)すため...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...それを笈に収めて輿側(かごわき)を歩かせたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...桐生(きりゅう)家に輿入(こしい)れした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...全くわしらはここに御輿(みこし)をすえているうちに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...樽御輿がかつぎまわされ...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...それから改めて正式の輿入れになりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...神輿をあげて下さいよ」などと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...スペイン領事からの横槍とそれに基づいた「輿論」さえなかったら...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...米国の輿論(よろん)に気兼ねをし...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...輿論にしたがいて自主独立の旨に変ずべき時節なれば...
福沢諭吉 「徳育如何」
...「どんな大身(たいしん)へ輿入(こしい)れをされても...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...渡辺半助と輿石藤七郎が勤めた...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...花嫁の輿の道すじから...
吉川英治 「私本太平記」
...むしろ、これから世のあらゆるものに出会う一歩の門(かど)の物試(ものだめ)しとうけて、いよいよ生来の荒胆(あらぎも)を、御輿のうちに、すえておられたかもしれない...
吉川英治 「私本太平記」
...輿のうちの御方も...
吉川英治 「私本太平記」
...遅れがちな駕籠や輿(こし)に入り混じって...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索