...遂いに淋しい松根に御輿をすえてしまい...
青柳喜兵衛 「夢の如く出現した彼」
...これいろは引節用集の権輿(はじまり)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...社会の輿論をもって罰すべきであって...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...ちょうど担(かつ)ぎ上げられた樽御輿(たるみこし)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...輿論の喚起(かんき)に努めた...
火野葦平 「花と龍」
...さて治らぬのは輿論(よろん)の沸騰である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...宰相此頃は輿論が大ぶ保守から遠ざかっているが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...最初の人足たちは駈けながらその輿を次の人足たちにわたすのにも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すなわち輿迎(こしむか)えということは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...輿論(よろん)の機敏な把握(はあく)とか...
矢部貞治 「政治学入門」
...批判をもってする輿論(よろん)指導や言論戦が主要であるが...
矢部貞治 「政治学入門」
...輿入れの準備をいそがせた...
吉川英治 「三国志」
...華麗な塗輿(ぬりごし)のキラめきは過ぎたものの...
吉川英治 「私本太平記」
...輿にはまた、幾つもの女輿がつづいて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...すべて蒔絵轅(まきえながえ)の美しい小輿(こごし)であった...
吉川英治 「私本太平記」
...板輿(いたごし)などで...
吉川英治 「私本太平記」
...ちょうど内から出て来た貴人の輿(こし)に遠慮しているふうだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...祝歌につづく人馬や揺れ燦(かがや)く輿の蓋(おおい)は...
吉川英治 「源頼朝」
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