...血の如く紅なる大月(たいげつ)地平線より輾(まろが)り出で...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...転輾反側(てんてんはんそく)している様子だった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...こうして一晩じゅう転輾して見ようかとも思ったが...
大杉栄 「続獄中記」
...横になって輾転反側していると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...日夜転輾(ニチヤテンテン)...
太宰治 「創生記」
...転輾(てんてん)...
太宰治 「創生記」
...転輾(てんてん)し...
太宰治 「人間失格」
...またガタガタと山深く輾らせて行くのだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...わが廣庭の地の上に塵にまみれて輾々し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まんじりともせずに転輾反則(てんてんはんそく)しました...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...凍てたる夜深の巷を乗り行く時なぞゴム底の足袋はパタパタ音して不愉快極まりなくゴム輪は轍の砂利を輾(きし)る響せざるが故矢張初めの中は乗り心地よろしからず世の中段々いやなものが流行出したりと思いき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...「さあ皆の者馬に鞍を置け!武具(もののぐ)をつけろ! 刀を抜け! 鉛の輾麦(わり)を忘れず用意しろよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...寝台(ベッド)に輾転反側して...
牧逸馬 「双面獣」
...そのことで私のこういう苦しい輾転反側が解決される部分もあるのではないでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...河内の誉田(こんだ)八幡でこの日の若宮祭礼に造花を飾った壇輾(だんじり)を曳くのも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...なお輾転(てんてん)と自責にもだえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...輾転(てんてん)と悶(もだ)えた...
吉川英治 「茶漬三略」
...あの輾轉(てんてん)として...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
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