例文・使い方一覧でみる「輻湊」の意味
スポンサーリンク...若い女の入門者がかなりに輻湊した... 
内田魯庵 「四十年前」
...公用刊行の物輻湊する時は...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...これすなわち東京は全国から各種各階級の人々の輻湊するところであって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...最近は青森港も船舶輻湊して...
太宰治 「津軽」
...浴客はまだ何処にも輻湊（ふくそう）していなかったし...
徳田秋声 「あらくれ」
...頭の中には種々の考が輻湊してゐる...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...すべてそれらの問題が社会の上に輻湊（ふくそう）していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ブーシュラー四つ辻（つじ）の地下の輻湊点（ふくそうてん）にも迷わないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すると櫛（くし）の歯のように並連（ならびつらな）ったそれらの桟橋（さんばし）へと二梃艪（にちょうろ）いそがしく輻湊（ふくそう）する屋根船猪牙舟からは風の工合で...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...今まで荷船（にぶね）の輻湊（ふくそう）した狭い堀割の光景に馴らされていた眼には...
永井荷風 「放水路」
...円タクの輻湊（ふくそう）と...
永井荷風 「※［＃「さんずい＋（壥−土へん−厂）」、第3水準1-87-25］東綺譚」
...すべてその他が後（あと）を追って門前に輻湊（ふくそう）するぐらいに思っている...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...諸種の事態が輻湊（ふくそう）して実隆の辞意を決せしめた...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...時代的にも人生的にも様々の思いの輻湊（ふくそう）した）富雄さんは十一日の朝...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此駅海に浜して商賈富有諸州の船舸来て輻湊する地...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大坂より已来尾の道大輻湊の地なれども赤馬関は勝ること万々ならん...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...医を学ぶものが伊沢分家の門に輻湊したことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...殊に患者の輻湊（ふくそう）してゐる処何（なん）ぞへ往（い）つたのだから...
森鴎外 「魔睡」
便利！手書き漢字入力検索