例文・使い方一覧でみる「輸卒」の意味

...輸卒の群れが一生懸命に奔走しているさまが薄暮のかすかな光に絶え絶えに見える...
田山花袋「一兵卒」

...輜重兵輜重輸卒（ゆそつ）... 輜重兵輜重輸卒の読み方
徳永直「戦争雑記」

...私の父の輜重輸卒は... 私の父の輜重輸卒はの読み方
徳永直「戦争雑記」

...この間、それを調べたが、当家の異国方軍制――武田流の軍法――によると、文禄までは、千人として士分の騎馬五十人、徒歩（かち）五十人、弓足軽三十人、槍足軽三百人、鉄砲足軽七十人、残りが小者、輸卒だが、主力は槍であった」名越は、困った... この間、それを調べたが、当家の異国方軍制――武田流の軍法――によると、文禄までは、千人として士分の騎馬五十人、徒歩五十人、弓足軽三十人、槍足軽三百人、鉄砲足軽七十人、残りが小者、輸卒だが、主力は槍であった」名越は、困ったの読み方
直木三十五「南国太平記」

...幸ひ檢査も濟んでお前も輜重輸卒と極つたのだからもう先が見えてるんだ...
長塚節「芋掘り」

...兼次は此時輸卒として召集された... 兼次は此時輸卒として召集されたの読み方
長塚節「芋掘り」

...シャルルという八等勤務の黒人輸卒の三人の主要俳優が登場し... シャルルという八等勤務の黒人輸卒の三人の主要俳優が登場しの読み方
久生十蘭「海難記」

...八等勤務の黒人輸卒を除き... 八等勤務の黒人輸卒を除きの読み方
久生十蘭「海難記」

...黒人輸卒を含む百二十名の陸兵... 黒人輸卒を含む百二十名の陸兵の読み方
久生十蘭「海難記」

...最初に誘惑に負けたのはシャルルという黒人兵の輸卒だったことになっている...
久生十蘭「海難記」

...思いきってやってしまおう」シャルルという黒人兵の輸卒と三人の海兵がその仕事を引受けた...
久生十蘭「海難記」

...シャルル黒人輸卒――以上の十五名が残った... シャルル黒人輸卒――以上の十五名が残ったの読み方
久生十蘭「海難記」

...そのとりどりの嘘でない可笑しさ！「輜重輸卒（しじゅうりんそつ）」で... そのとりどりの嘘でない可笑しさ！「輜重輸卒」での読み方
正岡容「随筆　寄席風俗」

...あの人は輸卒ですのよ... あの人は輸卒ですのよの読み方
宮地嘉六「煤煙の臭ひ」

...「此の人は俺が輸卒だといふことを知つてるのか知ら……... 「此の人は俺が輸卒だといふことを知つてるのか知ら……の読み方
宮地嘉六「煤煙の臭ひ」

...戦地でお世話になった輜重輸卒（しちょうゆそつ）の麻生（あそう）でござります... 戦地でお世話になった輜重輸卒の麻生でござりますの読み方
森鴎外「鶏」