例文・使い方一覧でみる「輪廓」の意味
スポンサーリンク...彼女の輪廓が美しくて印象的だった... 
...照明の角度によって、車の輪廓が変わることがある...
...絵を描くときは、まず大まかな輪廓を描いてから細部を描いていく...
...この建物は、巨大な輪廓が特徴的で、遠くからでも見分けがつく...
...彼の登場シーンでは、輪廓だけが浮かび上がるような演出が施された...
...完全な人間――個性の輪廓（りんかく）のはっきりまとまった人間となりたいと思わないものが何処（どこ）にあろう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...面長のキリヽとした輪廓が田舍に惜しい...
石川啄木 「天鵞絨」
...その山の空と相咬む波状の輪廓...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...すべての想像に画のようなはっきりとした輪廓をもたせないではおかなかったこの芸術家は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...彼女の痩せた顔の輪廓もおぼろになって...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...あなたの顔の輪廓（りんかく）が...
田中英光 「オリンポスの果実」
...且つ額の部には輪廓の上縁より多少（たせう）下（した）の方に向ひて延（のび）たる隆まり有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...すべての輪廓があんまり鮮明なためになんとなく馴れ親しみがたい感じがしてすこしうけ口な愛くるしい唇さへが海の底の冷たい珊瑚をきざんだかのやうに思はれたが...
中勘助 「銀の匙」
...室内の空氣と家具の輪廓を單調平坦にしてしまふ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...けれども兄の言葉は単にその輪廓（りんかく）ぐらいしか自分には呑み込めなかった...
夏目漱石 「行人」
...眼鼻だちの輪廓（りんかく）だけで評したところが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...輪廓に角（かど）が立った...
夏目漱石 「道草」
...みづ／＼しい妹娘は顎と頤（おとがひ）の輪廓を受けてゐた――多分幾分かは柔（やは）らか味はついてゐるが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...Ｂのは何故か仕上げまでに至らないうちに中止したものらしく素地の皮膚に般若の面の輪廓だけが八分通り型どられてゐた...
牧野信一 「雪景色」
...金属板の上に簡単な直線で体と顔面の輪廓だけ刻まれている...
「赤い貨車」
...うす紅の輪廓から...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...一枝群を離れて冲って居る緑の頂上に鷹を小型にしたような力強い頭から嘴にかけての輪廓を...
宮本百合子 「餌」
...だらりとながれた輪廓が...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
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