...歌の声は消えるように輟(や)んだ...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...それは生まれ落ちるときから輟(や)めずに泣いているものであった...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...大異はもう食事するのを輟(や)めていた...
田中貢太郎 「太虚司法伝」
...元末に至り陶宗儀が輟耕録を書き...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...本(もと)虞初(ぐしょ)自(よ)りす〕といふに始り院本の名は金(きん)に始まる事陶九成(とうきゅうせい)が『輟耕録(てっこうろく)』に「唐有伝奇...
永井荷風 「小説作法」
...平生通り絃歌して輟(や)まない...
中島敦 「弟子」
...輟朝(てっちょう)を乞うのやむなきにいたった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...これは確か『輟耕録』にも見えいた...
南方熊楠 「十二支考」
...『類聚名物考』七は『輟耕録』を引いて...
南方熊楠 「十二支考」
...胡元朝の遺民陶宗儀(とうそうぎ)の『輟耕録』四に...
南方熊楠 「十二支考」
...また『輟耕録(てっこうろく)』に漠北で羊の角を種えて能く兎の大きさの羊を生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...頭書に『輟耕録(てっこうろく)』二十九にも出(い)づとあるから取り出し読むと...
南方熊楠 「十二支考」
...『輟耕録』二四にかつて松江鍾山の浄行菴に至って...
南方熊楠 「十二支考」
...『類聚名物考』三三七に『輟耕録(てっこうろく)』から引いて...
南方熊楠 「十二支考」
...支那にも『輟耕録』十一に...
南方熊楠 「十二支考」
...法師之を詛ひしより彼輩一年の間踊りて少しも輟(やみ)得なんだ(Henri Estienne,‘Appologie pour Hrodote,’ n. e., Paris, 1879, tom., p. 79)...
南方熊楠 「詛言に就て」
...初は不咳候へども、去臘西方より上候時より、疫も痢も直れども咳嗽而已のこり、烟草など喉に行当候様に存候事、此春夏に及び、依然作輟、到底見此症候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...木村は箸を輟(や)めて...
森鴎外 「食堂」
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