...そこへ急カーヴを切り輜重(しちょう)隊のトラックが驀進してきた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...輜重(しちょう)の役などに当てられるよりは...
中島敦 「李陵」
...わが行軍の日は憩はず人馬先に爭ひ走りて輜重は泥濘の道に續けり...
萩原朔太郎 「南京陷落の日に」
...二十人ばかりの輜重自動車隊のまん中で得意そうに腕組みをしていた...
久生十蘭 「金狼」
...輜重隊に伍して旅する日のこと...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...「陸軍輜重輸卒(しちようゆそつ)...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...残御人数及輜重一切渡海可致旨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...輜重(しちょう)の車馬が踏みあらした轍(わだち)が深く刻まれている...
吉川英治 「黒田如水」
...戦闘装備を持たない輜重隊は...
吉川英治 「三国志」
...輜重(しちょう)など...
吉川英治 「三国志」
...その輜重隊から躍りでて...
吉川英治 「三国志」
...敵が虎の子にしているその輜重(しちょう)を奪うことに成功したら...
吉川英治 「三国志」
...寸断された百足虫(むかで)のように、輜重車は、なだれくだって、谷間のふところへ出た...
吉川英治 「三国志」
...わけて輜重(しちょう)の困難はいうばかりでない...
吉川英治 「三国志」
...それを糧運専用の輜重車(しちょうしゃ)に改造されたものといえる...
吉川英治 「三国志」
...戦闘力に弱点のある輜重隊なので...
吉川英治 「三国志」
...輜重(しちょう)の荷駄隊がおもである...
吉川英治 「私本太平記」
...三河仕立ての輜重隊(しちょうたい)をひきつれていたことである...
吉川英治 「私本太平記」
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