...義輔(よしすけ)や範実(のりざね)は何と云つても...
芥川龍之介 「好色」
...貧困の脅威は曇天のやうに信輔の心を圧しはじめた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...…………尤も貧しい信輔は到底彼の読むだけの本を自由に買ふことは出来なかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...了輔の目と自分の目と合つた...
石川啄木 「雲は天才である」
...根本さア処(とけ)の御客様(おきやくさん)かね」「其処に行輔(かうすけ)といふ子息(むすこ)が有るだらう?」「御座らつしやる」と言つて吸ひ懸けた烟草(たばこ)の烟(けむり)を不細工な獅子鼻からすうと出し...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...おそらく古代では国君ならびにその輔佐(ほさ)の任に当たる大官たちみずからこれらの科学的な事がらにも深い思慮を費やしたのではないかと想像される...
寺田寅彦 「自由画稿」
...実際先達てから、行くか否かの返事だけなりとも時枝へ出しておかなければならないと、しきりに昌作へ決心を強いたのは、そして、その晩までに返事をすると昌作に約束さしたのは、禎輔自身だった...
豊島与志雄 「野ざらし」
...平山先生の如き――」「全く」と良輔が頷いた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...十七「然し先生」良輔は...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...(あの男――あの侍、何処かで、見たことのありそうな――)と、良輔は思ったが、思い出せぬ内に、寝入ってしまった...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...塩入亀輔死去、花環を贈った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小さん円右円蔵橘之助小せん馬生貞山らの会社派と痴遊左楽しん生(シヤモ)華柳今輔らの睦派の二つに別れたが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...桃輔の話のあらましはこうだったが...
正岡容 「寄席」
...大輔の命婦は迷惑になりそうなのを恐れながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親のかたきの兵部少輔を討たせてやる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...声望のたかい烏丸成輔卿と...
吉川英治 「私本太平記」
...わけて参議の烏丸成輔(からすまなりすけ)などは...
吉川英治 「私本太平記」
...和泉守直家(いずみのかみなおいえ)を輔佐(ほさ)している四家老というものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
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