...此(こ)の通(とほ)りのみにて七十五輌(しちじふごりやう)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...“――省線山手線内廻り線の池袋駅停り電車が、同駅ホーム停車中、四輌目客車内に、人事不省(じんじふせい)の青年(男)と、その所持品らしき鞄(スーツケースと呼ばれる種類のもの)の残留せるを発見し届出あり、目白署に保護保管中なり...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...美少女の倒れた第四輌目の乗客は全部...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...やはりあの第四輌目に居りましたが...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...あの車輌に居た乗客を拘束(こうそく)して置かなかったのか」「……只今(ただいま)になってそう気が付いたもんですから」「そう思う根拠は...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...若い婦人の屍体(したい)が転(ころが)っているという二輌目の車輌の前へ...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...この車輌の一番先端部にあたる左側客席の隅(すみ)を指(さ)した...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...百トン戦車かと思うような巨大な鋼鉄(こうてつ)の怪車輌(かいしゃりょう)が数百台...
海野十三 「地軸作戦」
...かの怪車輌がある...
海野十三 「地軸作戦」
...この怪車輌は、能率三千パーセントと称せられた原子変換(げんしへんかん)エネルギーを利用した起重動力発生機(きじゅうどうりょくはっせいき)であって、さてこそ連山(れんざん)を削り、岩石を天空にとばす...
海野十三 「地軸作戦」
...二輌の馬車門を出でて南へ馳せ去りたる...
寺田寅彦 「半日ある記」
...一台の機関車と、二輌の客車と、一輌の車掌車と、五人の人間(ひと)とが、一直線の線路の上で消えて無くなろうとは! そうだ、もう一時間経っても確とした報知がないなら、僕はコリンス方面監察といっしょに現場(げんじょう)へ急行しなければならないだろう...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...二輌の車はから/\と玄関さきを出でたり...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...「たけくらべ」の作者は「十分間に七十五輌」と数へたのであつた...
永井荷風 「里の今昔」
...水道橋の方から一輌(りょう)の人力車が勇ましく白山(はくさん)の方へ馳(か)け抜ける...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...車はおらんかなと四方を見廻したが生憎(あいにく)一輌もおらん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...汽車は機関車の外に車輌が唯だ一つ附いてゐるので動揺が甚だしい...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...彼方から一輌の車をおし...
吉川英治 「三国志」
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