...伏見(ふしみ)には五十一輌(ごじふいちりやう)なりと云(い)ふ...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...“――省線山手線内廻り線の池袋駅停り電車が、同駅ホーム停車中、四輌目客車内に、人事不省(じんじふせい)の青年(男)と、その所持品らしき鞄(スーツケースと呼ばれる種類のもの)の残留せるを発見し届出あり、目白署に保護保管中なり...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...前から数えて第四輌目の車内に...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...もし読者諸君がその車輌に同車していたならきっとおかしく思われたに相違(そうい)ない...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...やはりあの第四輌目に居りましたが...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...その怪車輌が崖(がけ)にぶつかると...
海野十三 「地軸作戦」
...この怪車輌は、能率三千パーセントと称せられた原子変換(げんしへんかん)エネルギーを利用した起重動力発生機(きじゅうどうりょくはっせいき)であって、さてこそ連山(れんざん)を削り、岩石を天空にとばす...
海野十三 「地軸作戦」
...馬車一輌、騎馬六十、その他は徒歩で群馬県境へ差しかかると、三四十名の警官がそこに待ち構えていて行手を遮った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一輌目のトラックには大きな赤旗が立ててあり...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...悪臭とともに一輌の手押車がきた...
谷譲次 「踊る地平線」
...そして今度はその最後の一輌(いちりょう)にようやく追い着いた...
田山花袋 「一兵卒」
...一輌の轎車の覚束なく塞外の地へと一歩々々動いて行くさまを想像した...
田山録弥 「犬」
...『たけくらべ』の作者は「十分間に七十五輌」と数えたのであった...
永井荷風 「里の今昔」
...つづいて秋の新仁和賀(しんにわか)には十分間に車の飛ぶことこの通りのみにて七十五輌(りょう)と数へしも...
永井荷風 「里の今昔」
...車はおらんかなと四方を見廻したが生憎(あいにく)一輌もおらん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...一輌の自動車に積まれすぐヴィルダブレイへ運び...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...地下鉄ではついこの三月二十日から三日間従業員約百名内出札の婦人四〇名が参加して地下の引込線を利用して車輌四台を占領し...
宮本百合子 「刻々」
...闘争基金千円を募集し食糧を一ヵ月分車輌の中に運び込んでいること...
宮本百合子 「刻々」
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