...世の中のある人たちのなかには恐るべき軽薄なところがあり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...ボーイらしい軽薄な調子で声高(こわだか)に取りかわされるのを葉子は聞いた...
有島武郎 「或る女」
...このことばをふつうにいう宿屋の娘の軽薄な意味にとられてはこまる...
伊藤左千夫 「河口湖」
...「この作者の軽薄な態度である...
岩野泡鳴 「猫八」
...あたしはもともとそんなに節操のない軽薄な女なんでしょうか...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...軽薄なる社交辞令ではなかった...
太宰治 「親友交歓」
...もとより軽薄な、たわいの無い小説ではあるが、どういうわけだか、私には忘れられない...
太宰治 「ろまん燈籠」
...それに集(たか)る軽薄な芝居ものの描写は一層神に入つてゐた...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...爾余(じよ)の連中に至っては、ただ軽薄な、長老にとって侮辱的な目的のためにやって来るのにすぎない――とアリョーシャはこんな風に考えたのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...十八世紀の煩雑(はんざつ)軽薄な言葉でいわゆる半都会人半田舎者というあの階級...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...本人に軽薄なところはちっともないと答えた」と父は好い加減な答えをかえって自慢らしく兄に話した...
夏目漱石 「行人」
...軽薄な巴里(パリ)の社会の真相はさもこうあるだろう穿(うが)ち得て妙だと手を拍(う)ちたくなるかも知れません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...いわゆる輿論(よろん)なるものは実に軽薄なものである...
新渡戸稲造 「自警録」
...のみこんだふうにうまく取りはからおうとするような軽薄なまねをしてはならないと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...主水の今日の身仕舞に軽薄なほど派手な気味合(きみあい)のあることに気がついた...
久生十蘭 「鈴木主水」
...アメリカ人は基督の分身だろうなんて軽薄なことをいって...
久生十蘭 「だいこん」
...ものゝ心をつかみ得ない軽薄なる卑賤な徒であつた――そんな敗北を感じさせられた...
牧野信一 「小川の流れ」
...これは軽薄な花なものですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
