...軽率な行動が原因で、失敗やトラブルが起こることを「軽卒」と言います...
...彼は軽卒な言動が多く、周囲から注意を受けることがあります...
...軽卒な判断をする前に、もう一度考えてから行動しましょう...
...彼女は軽卒な行動をすることが多く、周りから心配されています...
...仕事上、軽卒な決断をすることは許されない...
...己(おのれ)の無知と軽卒(けいそつ)とから猿に利益を占められたのを忌々(いまいま)しがっただけではないか? 優勝劣敗の世の中にこう云う私憤を洩(も)らすとすれば...
芥川龍之介 「猿蟹合戦」
...たとえ武雄の計略にのったのだといっても私はまあ何という軽卒な真似をしてしまったんでしょう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...あなたの軽卒によって...
谷譲次 「踊る地平線」
...ちょっとした外観などから軽卒に決めることは出来ない...
津田左右吉 「芸術と国民性」
...これについては軽卒な批判を避けなければならない...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...われわれは軽卒に彼の所説を笑う事はできない...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...「ああいう軽卒(かるはずみ)なことは慎んでもらいたい...
徳田秋声 「黴」
...軽卒な解決策は却って禍根を将来に残す恐れがあるから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...法務局主脳部の軽卒・軍検察権独立の危機・検事総長の××干犯を強調し始めたのである...
戸坂潤 「社会時評」
...」女が年を取つていく地がなくなると秘密と云ふものを守る事が出来ないと云ふが、イワンの軽卒に、相手がなんと思つても構はずに、自分の議論を急いで話さうとする様子は、丁度その女のやうに思はれた...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...そう軽卒に自分の損になる事を陳述する訳がない...
夏目漱石 「虞美人草」
...されど軽卒にあちらへ行ってはお追従(ついしょう)をいい...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...私はそれらの軽卒な輩が示した不誠実の態度を...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...大変軽卒のわけじゃないか...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...――何といふ軽卒な真似をしてしまつたことだらう...
牧野信一 「階段」
...軽卒にも知らぬ男の電話にかかって...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...」軽卒に筆を下さぬように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それに就いて少しでも深く考えようとしないのは随分軽卒だということが出来る...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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