...はたこなたへとしるべするにやあらんと草鞋のはこび自ら軽らかに箱根街道のぼり行けば鵯(ひよどり)の声左右にかしましく我なりを見かけて鵯(ひよ)の鳴くらしき色鳥の声をそろへて渡るげな秋の雲滝をはなれて山の上病みつかれたる身の一足のぼりては一息ほっとつき一坂のぼりては巌端に尻をやすむ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...軽らかな息を吸いつつ此処に立って髪を結ぶ私(わたくし)の嬉しさ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...昔迷いつつ軽らかな665快い日を求め...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...軽らかに廻る火(かえん)の車が己を迎える...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...お前はここで軽らかな夢の中に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...汝は軽らかに閉ぢ籠められたり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...奇(くす)しき舞を軽らかに舞ひめぐれかし...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...軽らかな空気を呼吸する時の喜を大きくするために...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...軽らかな足取で歩く...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??