...軽々しい足取りが思わず大空の遠い薄雲を眺めさしたり...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...軽々しい行動は考えなければならない...
海野十三 「西湖の屍人」
...そんな軽々しい争論など...
太宰治 「右大臣実朝」
...足元から鳥の立つような申込みに応ずることが余りにも軽々しいと云う気持はあるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...軽々しい打扮(いでたち)をして...
徳田秋声 「あらくれ」
...軽々しいことをなさるな」兵馬はたしなめるように言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...見るからに軽々しい亜鉛板で葺いてあつた...
牧野信一 「悪筆」
...「風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しいことですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私のためにも軽々しいことになる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽々しい挙動はできないではありませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しいて筑波(つくば)の葉山繁山(しげやま)を分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...廊座敷などという軽々しい所へ姫君を置くのはどうしても哀れでしんぼうのならぬことと夫人に思われて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...軽々しい人と今の心からは軽侮の念で見られる人も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ヤアといえば今日でこそ軽々しい応答語になっているが...
柳田国男 「故郷七十年」
...そう軽々しい戯(たわむ)れではない...
柳田国男 「こども風土記」
...軽々しい戦いはまずなさらぬほうがよいでしょう」諫めたのは...
吉川英治 「三国志」
...彼の口うらの軽々しいのを察して...
吉川英治 「三国志」
...何で軽々しい奇襲などに破れるものではない...
吉川英治 「三国志」
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