...「軸物」を移動するには、トラックやフォークリフトが必要です...
...この製品は、回転する「軸物」が内蔵されています...
...縄文時代には、石器を削るために「軸物」が使われていました...
...サッカーのキック力を向上させるトレーニングとして、「軸物」を転がす練習があります...
...精度の高いメカニズムが求められる産業分野では、「軸物」の製造技術が重要です...
...景山女史が大切に持つてゐた軸物がありました...
石川三四郎 「浪」
...津田は目ざとく馬車の中の軸物などに目をつけ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこの主人が軸物よりも屏風よりも...
薄田泣菫 「贋物」
...私は長兄がちかごろあたらしく求めたらしい一本の軸物をひろげて見てゐた...
太宰治 「思ひ出」
...見ている内に軸物のような物を二つばかり拾った...
田中貢太郎 「変災序記」
...床には軸物がかけてなかつた...
田山録弥 「百日紅」
...床に芽出度い三幅對の軸物...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...軸物の大俯瞰圖のする/\と解けて落ちる樣に...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...南画風の山水の軸物に...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...床の間の呉竹の軸物を眺め...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...別に長い箱入りの軸物のようなものが二本――そんなのを枕許と横ッ腹に抱えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...その一枚一枚を取外して見れば驚くばかり広大な軸物に相違ないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...萬一の場合の用意に御手文庫に入れたまゝ、殿の御側に備(そな)へさせられます」「鍵は?」「年に一度、公儀の御品調べがあり、外に馬遠の軸物、砧青磁(きぬたせいじ)の香爐(かうろ)、聖茶碗(ひじりちやわん)などと共に差出し、御調べ濟の上、元の御手箱に返したのが、二た月ほど前、鍵は私の兄、側用人桑原伊織が預かりますが、何かの都合で殿へ差上げた時、ほんの半日だけ、御寵愛(ごちようあい)のお銀の方に預けられた事があるとお側の者が申して居ります」「お手箱には變りは無いでせうな」「何の變りも御座いません」「すると、桑原伊織樣か、殿樣か、お銀の方か、この三人のうちの一人が取出されたといふのでせう」「殿は何にも知らぬと仰せられます、――兄は藩中第一の正直者で、これも嘘僞(うそいつは)りを申す筈は御座いません」「それでは矢張りお銀の方が隱したといふ事になるわけで」「兄桑原伊織が再三掛け合ひましたが、お銀の方親元源太郎は、奧方の心が柔らいで、お銀の方がお屋敷に召還された上探して進ぜよう――といふ傍若無人(ばうじやくむじん)の返事で御座います」「フ――ム」「五日前に若樣――と申しても、御腹樣のお銀の方御身持に信用いたしてよいものやら惡いものやら存じませんが、――兎に角、十次郎樣御不慮(ごふりよ)のことがありまして、一夜のうちに御他界になつたのを駿河臺上屋敷の者の毒害と言ひ掛りをつけ、毒菓子の計略で若樣を害(あや)めた下手人を出さないうちは、秘傳書と御墨附も、未來永劫(みらいえいごふ)此世に出る氣遣は無い、と恐ろしい事を申して居ります」「フ――ム」「公儀の御封を受けた品や、東照公御墨附が紛失すれば、明年の御品調べを待たず、小堀家は重くて改易、輕くて減地轉封は免(まぬが)れません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外に馬遠(ばえん)の軸物...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軸物(じくもの)のような物から売り始めて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...渋紙に包んだ軸物を持って出て来た...
水野葉舟 「帰途」
...三好 ……(小さい軸物を開けて...
三好十郎 「好日」
...妙な事を聞くが君の家の客室に応挙(おうきょ)の鶏(とり)を描(か)いた軸物(かけもの)がかかっていたね...
村井弦斎 「食道楽」
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