...その儘外へ転び出ましたが...
芥川龍之介 「地獄変」
...台座に可成(かなり)大きな石が使ってあるので、転びもせずに、幾年月を、元の位置に立尽していたものであろう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...わからぬままに座敷で寝転びながら書物を読んでいる時なぞでも...
橘外男 「逗子物語」
...どちらへ転びましても結構でございますがねえ」それは女軽業の親方のお角でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...ステンコロリと転びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...南町奉行直々の指図で、与力堀江又五郎が采配をふるい、三輪の万七が子分と下っ引を総動員して、転び切支丹と、その一家一族を根こそぎ洗い出し、たった三日の間に、江戸御府内だけで七十八人の切支丹関係者を探し出したのは、大したことでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ごろりと炬燵に寝転び...
林芙美子 「浮雲」
...さすがに転びスキーがはずかしかった...
林芙美子 「生活」
...海にむかって転び落ちて行く永劫の瀑布...
久生十蘭 「南極記」
...ボクは転びさうではないか...
牧野信一 「熱海線私語」
...過ちて石に蹶(つまず)き転び落ちて...
柳田国男 「山の人生」
...下っている裾を踏んであぶなく転びそうになった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...只うんうんうなりながら床の上を転びまわるばかりでした」「お前はそれを見ていたのか」「エエ...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...何だか纏まったものになりそうに思われた時に私はあぶなく転びそうになりました...
夢野久作 「所感」
...青芝の上に寝転びながら...
横光利一 「欧洲紀行」
...行ってみろ」転び出てみると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこの襖も踏み外すように転び込んで来て...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...木戸の外へ転び出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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