...空拳を以て彼等が軛を脱せむと試みしなり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その角とそのまはりの軛(くびき)の革紐...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...「柔弱家(にうじやくか)」の軛(くびき)に屈するを許し給はず...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...そういうことなら共軛回転弾(きょうやくかいてんだん)が条件にぴったり合っている」「えっ、共軛回転弾...
海野十三 「共軛回転弾」
...その日その日の生命に無理な軛(くびき)を負わせないで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...鞭を軛(くびき)に立て掛けぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...技術的範疇の特色である範疇の共軛性が之を能くするのであった...
戸坂潤 「科学論」
...この際この三つのものの共軛的連関などは与えられない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...は自然科学との契約・共軛性を守ることによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そして両者は又社会科学に於ける唯物史観の範疇体系を承認しないことと共軛的なのであるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...共軛関係とは自同的な同一の関係のことではない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又根本的な共軛関係に立っている...
戸坂潤 「思想としての文学」
...直接の共軛がない...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...共軛化せねばならぬ...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...)理性の軛(くびき)に否応なしに縛りつけられてる人の精神を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しまいにはわたしが彼女の軛(くびき)から脱して...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...去勢牛(きんぬき)どもは軛を外して草を食まされ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...車の軛(くびき)の下へからだを突っ込む...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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