例文・使い方一覧でみる「車駕」の意味

...車駕（くるま）はする佐保姫のはかなき別れに恨み長う血に鳴く鳥の身ならで... 車駕はする佐保姫のはかなき別れに恨み長う血に鳴く鳥の身ならでの読み方
薄田泣菫「泣菫詩抄」

...車駕を犯した成自身の身もそれぞれの手続の後にさげられ... 車駕を犯した成自身の身もそれぞれの手続の後にさげられの読み方
蒲松齢田中貢太郎訳「成仙」

...汝ら急ぎ我が爲に車駕を整へ... 汝ら急ぎ我が爲に車駕を整への読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...疾走する海神の車駕（しゃが）を表わしている... 疾走する海神の車駕を表わしているの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「幸福への意志」

...サウゼイの『随得手録』第二輯に、インドのヌデシャの王エースウルチュンズルは、猴を婚するに十万ルピイを費やし、盛装せる乗馬、車駕、駝象の大行列中に雄猴を維（つな）いで輿（こし）に載せ、頭に冠を戴かせ、輿側に人ありてこれを扇（あお）ぎ、炬火（きょか）晶燈見る人の眼を眩（くら）ませ、花火を掲げ、嬋娟（せんけん）たる妓女インドにありたけの音曲を尽し、舞踊、楽歌、放飲、豪食、十二日に竟（いた）り、梵士教法に従い誦経（ずきょう）して雌雄猴を婚せしめたと出づるも、王夫妻の相愛または猴にあやかって子を産むようの祈願から出たのであろう... サウゼイの『随得手録』第二輯に、インドのヌデシャの王エースウルチュンズルは、猴を婚するに十万ルピイを費やし、盛装せる乗馬、車駕、駝象の大行列中に雄猴を維いで輿に載せ、頭に冠を戴かせ、輿側に人ありてこれを扇ぎ、炬火晶燈見る人の眼を眩ませ、花火を掲げ、嬋娟たる妓女インドにありたけの音曲を尽し、舞踊、楽歌、放飲、豪食、十二日に竟り、梵士教法に従い誦経して雌雄猴を婚せしめたと出づるも、王夫妻の相愛または猴にあやかって子を産むようの祈願から出たのであろうの読み方
南方熊楠「十二支考」

...車駕一たび出で還らず... 車駕一たび出で還らずの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...車駕東幸の途上にあり... 車駕東幸の途上にありの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...十一月七日の車駕（しゃが）御到着の日などは... 十一月七日の車駕御到着の日などはの読み方
柳田国男「山の人生」

...謹んで帝の車駕を拝した... 謹んで帝の車駕を拝したの読み方
吉川英治「三国志」

...帝と皇弟の車駕も... 帝と皇弟の車駕もの読み方
吉川英治「三国志」

...×　　　　　×　　　　　×一方――帝の車駕をはじめおびただしい洛陽落ちの人数は...
吉川英治「三国志」

...董卓や帝の車駕に追いつくのも... 董卓や帝の車駕に追いつくのもの読み方
吉川英治「三国志」

...――蔡夫人や劉の車駕（しゃが）へ... ――蔡夫人や劉の車駕への読み方
吉川英治「三国志」

...城の春は車駕（しゃが）金鞍（きんあん）に埋められた... 城の春は車駕金鞍に埋められたの読み方
吉川英治「三国志」

...にわかに車駕をととのえて許昌の都へ帰って行った... にわかに車駕をととのえて許昌の都へ帰って行ったの読み方
吉川英治「三国志」

...それらの一族門葉の車駕金鞍（しゃがきんあん）と共に... それらの一族門葉の車駕金鞍と共にの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...城門は車駕騎客（しゃがきかく）の往来に賑わい... 城門は車駕騎客の往来に賑わいの読み方
吉川英治「新書太閤記」