...軈(やが)て信吾の書斎にしてゐる離室(はなれ)に...
石川啄木 「鳥影」
...軈(やが)て腕車が止つて...
石川啄木 「天鵞絨」
...軈(やが)て、地上の信号を、翻訳し終ったものと見え、一枚の紙が、中佐のところへ、届けられた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...もうすこしだ――」軈(やが)て...
海野十三 「空襲葬送曲」
...軈て僕の乗った自動車は三十哩(マイル)の最大速力を緩(ゆる)めると共に一つの角を曲りました...
海野十三 「壊れたバリコン」
...恋に負けた弟は軈て兄に対して兇暴な態度を取るようになり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...軈(やが)て十分間も歩いたと思うと...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...軈て夫人に向って...
大阪圭吉 「花束の虫」
...こりゃ軈(やが)てお早(はや)うと言(い)はねばなるまい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そのやうな真白な砂丘が暫く続いて軈て小さい岬につくことが多い...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...軈て、宴が始まり、各名前の書いてある席に著いた...
林芙美子 「或る女」
...軈て日米戦争が始まり...
林芙美子 「瀑布」
...無論友達は家(うち)で立際(たちぎわ)に私の泣いたことを知る筈はないから……軈(やが)て発車の時刻になって...
二葉亭四迷 「平凡」
...軈て続々直ちに救助に赴く旨航行中の各船から返電があったが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...軈(やが)て愛(あい)ちやんは猶(な)ほ其兩手(そのりやうて)に菌(きのこ)の缺片(かけ)を持(も)つてゐたのに氣(き)がついて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...軈て片里はうっとりとお春の姿を眺め入り...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...禁断の花ひと妻を美(は)しと思はばもはやをとめごに心走らすことなしかかるときも軈て君にきたらむ...
室生犀星 「忘春詩集」
...そして――軈(やが)て...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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