...その小人(こびと)の躰中(からだじゅう)から発散(はっさん)する...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...躰(てい)よく言抜けようとしたって駄目だぜ...
泉鏡花 「海城発電」
...人間としての躰の許せるだけ犬の真似をするということが...
大杉栄 「奴隷根性論」
...此に関しては、(イ)『ハーゲン奇譚全集』第三十七番を参考す可く、次に(ロ)キルヒホーフが一五八一年に、その『エンヅンムート』の第一巻に於て、物語りし、一個の説話も、大躰に於て、一致するを見る...
高木敏雄 「比較神話学」
...豺は躰小にして、獅子に勝つ能わざるも、智力に於て獅子に過ぐ...
高木敏雄 「比較神話学」
...身躰金色の光を発ち...
高木敏雄 「比較神話学」
...年(とし)はと問(と)へば生意氣(なまいき)ざかりの十六にも成(な)りながら其大躰(そのづうたい)を恥(はづ)かしげにもなく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...全躰なら『叔母さんの了簡に就(つ)かなくッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」と何か氣怯(きおそれ)のする躰(てい)で悸々(おど/\)しながらいふ...
三島霜川 「青い顏」
...身躰四肢必らずしも人間の運作(うんさく)を示すにあらず...
山路愛山 「唯心的、凡神的傾向に就て(承前)」
...眼の前にそのあらわな裸躰を見なければならなかった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...蒲団に包まれた死躰が出て来た...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おれの躰臭が特に強いならばべつだが...
山本周五郎 「薊」
...五躰のちからまったくしてはじめて切尖も充分にはたらくことができるのだ...
山本周五郎 「死處」
...妖気(ようき)を発する程の逞しい躰躯(たいく)や...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...強いけものの躰臭に顔を包まれたまま...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...躰温(たいおん)と...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しきりにその日の当っているところでこつんこつんと障子の紙に躰当(たいあた)りをくれている...
山本周五郎 「陽気な客」
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