...躰(てい)よく言抜けようとしたって駄目だぜ...
泉鏡花 「海城発電」
...躰の節々が痛くてどうにもならず...
海野十三 「地獄の使者」
...其大躰に於て、人事神話的解釈の可能は、寧ろ自明の事実にして、之を云うの必要なし...
高木敏雄 「比較神話学」
...また文明的結成躰にあらず...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...有難いよりも勿躰ない...
種田山頭火 「其中日記」
...知らぬ事とて今朝までも釣瓶の繩の氷を愁(つ)らがつたは勿躰ない...
樋口一葉 「大つごもり」
...やれ忙がしや誰れぞ暇な身躰を片身かりたき物...
樋口一葉 「大つごもり」
...勿躰(もつたい)なけれどこの金ぬすませて下されと...
樋口一葉 「大つごもり」
......
一葉稿 「五月雨」
...例の雪駄の音たかく浮きたつ人の中に交りて小さき身躰は忽ちに隱れつ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...お金のことも躰を拭いてあげることも...
室生犀星 「渚」
...むしろ狂的躰質だと赤髯は云っていますよ」登の頭に殺人淫楽(いんらく)...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おたみの躰の調子がいいときでも...
山本周五郎 「追いついた夢」
...包の中には死躰を拭いた晒(さらし)木綿がある...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...躰を躱そうとしたまま...
山本周五郎 「竹柏記」
...躰温(たいおん)と...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...死躰さえ発見することができなかった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...斑(まだら)毛のある大きな躰躯(たいく)と...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
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