...躰格も立派なら性質も怜悧で...
内田魯庵 「犬物語」
...「マスチツフ」の躰格の立派なのや...
内田魯庵 「犬物語」
...今日は躰が私のもののようじゃないようです」亀之介は...
海野十三 「地獄の使者」
...彼の神話は万有人格の信仰を基礎とする一種の説話躰の哲学なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...思うに一個の屍躰化生神話にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...而も、土より之を作りしと云う、其全躰に於て、毫も不自然の形跡なし...
高木敏雄 「比較神話学」
...両方あつては勿躰ない!すなほにつつましく...
種田山頭火 「其中日記」
...四十の歳から太り出したといふのでゆつたりと大きな躰であつた相だ...
長塚節 「菠薐草」
...それでも身躰(からだ)の痛(いた)いが知(し)れるほどならばと果敢(はか)なき事(こと)をも兩親(ふたおや)の頼母(たの)もしがりぬ...
樋口一葉 「うつせみ」
...成るだけは知らぬ躰をして...
樋口一葉 「たけくらべ」
...我が方(かた)に賜はらんとて甲斐(かひ)なき御玉章(おんたまづさ)に勿躰(もつたい)なき筆をや染め給ふ...
樋口一葉 「軒もる月」
...まして勿躰なき心の底を知り※きける今...
一葉 「暗夜」
...勿躰なき身の覺悟と心の中に詫言(わびごと)して...
樋口一葉 「ゆく雲」
...」と何か氣怯(きおそれ)のする躰(てい)で悸々(おど/\)しながらいふ...
三島霜川 「青い顏」
...岸田吟香氏の新聞も東京日々新聞の如きも皆殆(ほと)んど言文一致の躰裁を以て書かれたり...
山路愛山 「明治文学史」
...或いはまた若い男性の裸の肉躰...
山本周五郎 「思い違い物語」
...きびしく五躰にしみとおり...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...おちづの躯の躰温が...
山本周五郎 「風流太平記」
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