...夫の躰を再び組み直して甦(よみがえ)らせるつもりだった...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...其学説の大躰に於て...
高木敏雄 「比較神話学」
...故に姑く成文神話を、個々の名目の下に分類するを避けて、その成分に従て観察するときは、大躰に於て、次の五つを区別し得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...ほんたうに勿躰ない...
種田山頭火 「其中日記」
...ヒラヒラと魚躰(からだ)をひるがえすたびに...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...勿躰(もつたい)なや此(こ)の子(こ)といふ可愛(かはゆ)きもあり...
樋口一葉 「軒もる月」
...こんな容躰(ようだい)で人さまの仕事をしている境界(きようがい)では無からうか...
樋口一葉 「わかれ道」
...「躰も無論惡いが」と暫らくして友は思出(おもひだ)したやうに...
三島霜川 「虚弱」
...自分の小さい躰に抱きしめて呉れた思い出はどんなに私を悲しい心にさせる事だろう...
宮本百合子 「悲しめる心」
...お金のことも躰を拭いてあげることも...
室生犀星 「渚」
...調査し得た仏躯凡(およ)そ三百五十躰...
柳宗悦 「民藝四十年」
...躰を大事にしよう...
山本周五郎 「青べか日記」
...下の肌着と肉躰の一部がちらちらし...
山本周五郎 「青べか物語」
...彼女たちは醜悪な軟躰動物のようで...
山本周五郎 「青べか物語」
...躰重も十キロは多いだろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...若君信太郎の躰質に...
山本周五郎 「桑の木物語」
...死躰をここへ捨てられた」と十左衛門は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...死躰の顔が(苦痛に歪んだまま)生きているかのように思えたのだ...
山本周五郎 「山彦乙女」
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