...身軽な旅人の笠捌(かささば)きで...
泉鏡花 「浮舟」
...いちばん身軽な羽柴少年は...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...身軽な運動服のいでたちで出て...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...身軽な扮装(いでたち)が出来上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...上から下まで黒ずくめの暖かそうな身軽ななりをしている...
中島敦 「虎狩」
...お村の部屋は裏二階の下で、木戸を押せば、すぐ中庭から外に出られ、身軽なものなら、二階から塀伝いに下へ降りることもむつかしくはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよいよ独り者の身軽なきょうがいになってからのちのことである...
服部之総 「蓮月焼」
...どんな身軽な猟師だって...
久生十蘭 「キャラコさん」
...身軽な「死の追手」は...
久生十蘭 「地底獣国」
...外で働く男の人は仕事の場面でまだ若い身軽な女性を見出して...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...鳥打帽子もジャケツも襤褸著(ぼろぎ)も5220身軽な支度だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そのくせ大へん身軽な・しかも高齢にいたるまですばしこさを失わなかった・人の子なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もう由良の伝吉は身軽な旅仕度となって...
吉川英治 「剣難女難」
...黒の紋服に身軽な行膝袴(たっつけばかま)...
吉川英治 「剣難女難」
...身軽な彼すら、行き悩むこと再々だった...
吉川英治 「私本太平記」
...足も身軽なわらじ穿(ば)きではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこらの家から飛び出して来たひとりの身軽な旅商人(たびあきんど)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう身軽な二人は...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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