...素ばしこくて身軽な様子も同じでしてねえ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...着たままの洋服に籐(とう)のステッキ一本と云う身軽な自由な体になっていたので...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...身軽ないでたちで坑道を潜り抜けると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...羽毛(はね)のように身軽な気持になっていた彼女は...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...身軽な扮装(いでたち)が出来上りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...書類入れの鞄(かばん)一つの身軽な旅である...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...お村の部屋は裏二階の下で、木戸を押せば、すぐ中庭から外に出られ、身軽なものなら、二階から塀伝いに下へ降りることもむつかしくはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は身軽な極めて貧しい放浪生活に在る...
牧野信一 「ゼーロン」
...へうきんに身軽な挙動や...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...いかにも元気のいい身軽な身づくろひをして...
水野葉舟 「かたくり」
...亀阜荘さまにはお身軽なままに...
山本周五郎 「新潮記」
...どれも身軽な紅い鳥...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...黒の紋服に身軽な行膝袴(たっつけばかま)...
吉川英治 「剣難女難」
...みな身軽な決戦いでたちで...
吉川英治 「私本太平記」
...野太刀一本の身軽な姿で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...足も身軽なわらじ穿(ば)きではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこらの家から飛び出して来たひとりの身軽な旅商人(たびあきんど)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その身軽なところを見込まれて...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
便利!手書き漢字入力検索