...股引わらじがけという身軽な姿で...
伊藤野枝 「転機」
...身軽な様子をして...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...怪物は身軽な一人ぽっちだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...身軽な連中をすぐって...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...いつも背広に中折帽(なかをれぼう)といふ身軽な扮装(いでたち)で...
薄田泣菫 「茶話」
...身軽な姿で立っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...貫祿も見識も無い身軽な折助風情ですから...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...よほど身軽な奴でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうなろうと構わぬ身軽なもの...
本庄陸男 「石狩川」
...最も身軽な三段飛びで...
牧野信一 「南風譜」
...そこで最も身軽な矢川文一郎と...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あんなに健やかで身軽な女神〔ウェヌス〕と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かき消えて行(ゆ)く飛行機の夏の日中(ひなか)の羽(はね)の音……モンマルトルの宿にてあれ、あれ、通る、飛行機が、今日(けふ)も巴里(パリイ)をすぢかひに、風切る音をふるはせて、身軽なこなし、高高(たかだか)と羽(はね)をひろげたよい形(かたち)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ふたりとも身軽なくせに...
吉川英治 「大岡越前」
...この道誉も、先帝のお身柄を、隠岐(おき)ノ判官(ほうがん)に渡してさえしまえば、身軽な旅...
吉川英治 「私本太平記」
...みな身軽な決戦いでたちで...
吉川英治 「私本太平記」
...身軽な生活とから...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...友達の身軽な姿を私は振り返って見送っていた...
若杉鳥子 「独り旅」
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