...身軽な旅人の笠捌(かささば)きで...
泉鏡花 「浮舟」
...いちばん身軽な羽柴少年は...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...どんなに身軽な人間でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町人の女房が江の島詣りに行くといった身軽な風(ふう)をしておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...余っ程身軽なものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの関節に電気のかよっているような身軽な助手たちの歩きかたとはまったくちがっていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...上背のある赤毛の異国人が身軽なようすで上がってきた...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...どうなろうと構わぬ身軽なもの...
本庄陸男 「石狩川」
...いかにも元気のいい身軽な身づくろひをして...
水野葉舟 「かたくり」
...あんなに健やかで身軽な女神〔ウェヌス〕と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どれも身軽な紅い鳥...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...ふたりとも身軽なくせに...
吉川英治 「大岡越前」
...密かに身軽な装(よそお)いをととのえ...
吉川英治 「私本太平記」
...この道誉も、先帝のお身柄を、隠岐(おき)ノ判官(ほうがん)に渡してさえしまえば、身軽な旅...
吉川英治 「私本太平記」
...「えらくお身軽なもんだな...
吉川英治 「私本太平記」
...四郎は身軽ないでたちに黒い布(ぬの)を頭から顔へ巻いて...
吉川英治 「親鸞」
...間にあうように」「――では」「もう行くか」「身軽な拙者...
吉川英治 「宮本武蔵」
...身軽な生活とから...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
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