...身構えらしい恰好になって...
海野十三 「火星探険」
...逃走の身構えが出来ていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...次第に依ってはその人をも殺して罪を隠そうと、身構えながら、振向いて見た...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...身構えるべきである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...怪我の少い身構えの法をさえ持ち堪(こた)えることができず...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...いざこれから精霊の後に随いて出て行こうと身構えした時には...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...王蛇(キングスネーク)がいたちのような小獣と格闘するときの身構えが実におもしろい見ものである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...身構えると「御祈祷場...
直木三十五 「南国太平記」
...自然健三はそれに抵抗して身構えなければならなくなった...
夏目漱石 「道草」
...何とか身構えするため...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...脇差を抜いて身構えた...
本庄陸男 「石狩川」
...進藤たちスワと身構える...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...魘(おび)えたゴリラのように身構えをし直して...
夢野久作 「白菊」
...相手が用人棒だろうが何だろうが、身構えたら最後、金城鉄壁、動く事でない...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...咳嗽(せき)が出そうな身構えをしたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...器具のとりどり様々の恰好や身構え……床の上から机の端...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...四身構える張飛のまえをひらと避けて...
吉川英治 「三国志」
...「ご隠居さま――」と、身構えのまま、手を振って、「おそれ入りますが、お屈(かが)みください...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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