...身動きも出來ぬ程である...
石川啄木 「足跡」
...誰一人身動きするものもなかった...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...闇の中の怪物も、身動きもせず、こちらを見つめている様子だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...彼等はただ、この甘き沈黙を破るまじと、吐く息さえもつつましやかに、身動きもせず、着物を通して感じられる、お互の肉体の、ほのかな感触に酔っていた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...じっとしていて身動きもしないのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...そこにいる者が一人も身動きもしないで...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...もう身動きもならないくらいな狭さであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ひどく痺れていて身動きのできない私の体は...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...身動きもしないでいるクリストフのほうをふたたびながめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元は身動きもしないで寝ていましたが...
豊島与志雄 「三つの嘘」
...だれも身動きもせず口もきかず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...爺さんの方はそう呼びかけられても身動きもしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今まで佇立(ちょりつ)して身動きもしなかった余は急に川を渡って塔に行きたくなった...
夏目漱石 「倫敦塔」
...木像の様に身動きさえもしなかった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...梅八は身動きもせず...
山本周五郎 「新潮記」
...その木戸の外はどうなっている」ふさは身動きもせず...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...身動き一つ出来ず...
夢野久作 「白髪小僧」
...ほとんど身動きもせぬ体じゃ」「ところが...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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