...身動きをする気色さへ見えない...
芥川龍之介 「好色」
...身動きもせでいたりけり...
泉鏡花 「活人形」
...又ガサガサと身動きして...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...殊に黒川先生は顔色を変えてビクッと身動きされた...
江戸川乱歩 「悪霊」
...身動きしてはいけません...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...私は長い間身動きもしなかった...
豊島与志雄 「悪夢」
...身動きも出来ないほど市民が一杯になっていた...
豊島与志雄 「群集」
...然し依子は身動きもしなかった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...私は身動きする力もうせて窓のところにじっとしていた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...あたしがちょっと身動きすると...
豊島与志雄 「囚われ人」
...捕虜は身動きもしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...身動きも碌(ろく)にできねえのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...身動きすればベットは無気味に軋った...
原民喜 「稲妻」
...その池の傍に先程から身動きもせずに突立っている二人の人物があった...
久生十蘭 「魔都」
...ななえ自身が羽掻(はがひ)攻めにされ身動きの出來なくなつてゐたことが...
室生犀星 「渚」
...荒く身動きもせず...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...ひとあびするとあとがさっぱりしますよ」「……はい」身動きもしないでじっと...
山本周五郎 「新潮記」
...外廊(そとろう)から舞台の直前まで身動き出来ない鮨詰(すしづめ)で...
夢野久作 「二重心臓」
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