...彼女は彼と付き合ったことで、身分不相応だと言われている...
...身分不相応な格好をして、注目を浴びるのが嫌だ...
...貧しい家庭出身の彼が役者になったことで、身分不相応だと言われている...
...王子と庶民が恋に落ちるストーリーは、身分不相応な愛を描いている...
...友人の身分不相応な贈り物に困惑した...
...身分不相応に見える程...
石川啄木 「菊池君」
...身分不相応なえらいお医者様にも診て頂いたり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...自分はあの時ほど身分不相応の贅沢(ぜいたく)をした事はない...
高浜虚子 「子規居士と余」
...先年身分不相応な大金を投じて家を建てた時...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...陣中ながら身分不相応の金子(きんす)を貯(たくわ)え居申し候...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...時として身分不相応な装飾を施し...
中里介山 「大菩薩峠」
...真宗では仏壇に身分不相応な金を掛けるのが古例である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...つまり身分不相応(ふそうおう)に力を表門に注(そそ)ぎて美麗(びれい)宏壮(こうそう)に築き上げ...
新渡戸稲造 「自警録」
...身分不相応の遊びに耽っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は身分不相応に貰った印税で...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...彼は行きつけの宝石店では身分不相応に高価な時計や金の鎖を買っていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それがほんとうなら、お祖父さんの世話をするという心配がなくなったわけで、このへんが、まともな職業につくチャンスだとも思われるのだが、身分不相応な、不時の収入に甘やかされてきた身で、いきなり、六千なにがしの給料だけで、生活してゆくことはむずかしい...
久生十蘭 「あなたも私も」
...僭上は身分不相応な上わぞりをする義で古来この語あり...
南方熊楠 「十二支考」
...一方には無駄な贅沢(ぜいたく)即ち酒道楽や女道楽に浪費する金銭を節し身分不相応の下駄や帽子に外見(みえ)を張るような事を制して金銭を貯蓄し...
村井弦斎 「食道楽」
...食物は身分不相応に粗末のようです」玉江嬢「全くその通りに違いありません...
村井弦斎 「食道楽」
...実際身分不相応に物を持っている方だから...
柳宗悦 「民藝四十年」
...アナタに差上るのならばドンナに身分不相応なものでも恥かしくないことが...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...ドンナに身分不相応な事でも...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
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