...身内の者だけが気にするので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...身内の者のことをこんな風に書くことが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女がその良人のためか子供のためかまたは誰か身内の者のために...
豊島与志雄 「白蛾」
...身内の者、親子、兄弟、夫婦など、どこかではぐれ見失って、見知らぬ者ばかりの群れのようである...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...彼の身内の者らしい若い男と...
豊島与志雄 「ものの影」
...最も親しい身内の者でも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つまりこの一行は、当日の相撲を見るべく、身内の者と、芸妓連を引具(ひきぐ)して、ここへ乗込んで来たものであることがわかる...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしは代官の身内の者でございます」「ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その身内の者はどうして居るんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身内の者だからと言ふので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私もさう思ひますが」「お前は身内の者だといふことだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御主人に折入つての相談だが」「?」「身内の者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身内の者に迷惑をかけながら六十近くなつてしまつた人間で...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...身内の者としてお小さい時からおりこうなお生まれを知っておりましたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身内の者までが元(もと)の自分であることを知らず...
柳田国男 「山の人生」
...身内の者が死ねば...
夢野久作 「白髪小僧」
...明智長閑斎(ちょうかんさい)などという身内の者がたくさんいる...
吉川英治 「新書太閤記」
...身内の者としてお加えくださるまいか...
吉川英治 「平の将門」
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