...(お身代りに私が...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...身代りにこの雀の舌を抜きます...
太宰治 「お伽草紙」
...身代りになれるものなら――」「そうじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...我利我利亡者(がりがりもうじゃ)の手前たちの身代りになって沈めにかかるような...
中里介山 「大菩薩峠」
...盲法師の身代りとなるべく納得(なっとく)せしめたと見えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の身代りにその卒都婆が斬られたんでしょう」「誰が斬ったのでしょう」「誰か知りません」「怖いことね」お雪は慄(ふる)え上って思わず小庭の方を見廻しましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その身代りでもあるまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今はしかも自分の身代りにならうと言ふ志賀内匠の妻お關に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分に聽いて貰ひ度いことがあるんだが――」「――」「實は伜が梅吉に身代りを頼んで圍ひを拔け出すのは昨夜(ゆふべ)に限つたことぢやないさうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おどろいて身代りの秘密を打明けたお桃の言葉を聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身代りのお守護(まもり)や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺の身代りにするのだ...
久生十蘭 「湖畔」
...鼻の下の長い身代り役を引受けさせたものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...袈裟御前(けさごぜん)が夫の身代りに死んだは潔(いさぎよ)けれど...
南方熊楠 「十二支考」
...父の身代りになつて死にたいと...
森鴎外 「最後の一句」
...あなたが弘の身代りとしてくれたんですもの...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...(お身代りに)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...毛受勝助の身代りに立てるものにて候う」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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