...波江はもう身仕舞いをすましていたが...
豊島与志雄 「女と帽子」
...細心に身仕舞をしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まだすっかり身仕舞を済ましていなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少しの休みもなく而も気長に身仕舞をした...
豊島与志雄 「理想の女」
...その中に女は立上って、今度は、ほんとうに、身仕舞をして、床にはいったようであった...
中島敦 「プウルの傍で」
...念入(ねんいり)に身仕舞(みじまい)をした若い女の口から出る刺戟性(しげきせい)に富んだ言葉のために引きつけられたものは夫ばかりではなかった...
夏目漱石 「明暗」
...血汐を洗い落して身仕舞いをしました...
野村胡堂 「十字架観音」
...身仕舞ひして鏡を見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身仕舞の良い方で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彌八は自分で『私は癇性(かんしやう)でそんな樣子をして居たくないからすぐ身仕舞ひをした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて充分に身仕舞が終ると...
久生十蘭 「魔都」
...これほど時間をかけた者はあるまいと思われるくらい身仕舞いに手間どった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...身仕舞に気をやつして...
眞山青果 「茗荷畠」
...僕はすこし身仕舞を直すつもりで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...彼女は身仕舞に氣をとめたり...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...あらかじめ身仕舞(みじまい)はいたしておりました...
吉川英治 「源頼朝」
...汝(わ)が身も少し手伝うて身仕舞でもしておかぬか」四なにかまだ話したそうな様子であったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...夕方の身仕舞いをしてしまうとね(と...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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