...其日以來彼は以前にも増して身を粉に働いた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...遣れるだけ遣るさ」斯くして再び身を粉に働くのであつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...あなたのためには身を粉にして努める...
太宰治 「狂言の神」
...身を粉にして働きました...
太宰治 「十五年間」
...身を粉にして働いて...
太宰治 「待つ」
...大恩受けた祖父のために身を粉にして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...人が懲役人のように身を粉にして苦労してるのに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身を粉にして働いた...
正岡容 「小説 圓朝」
...身を粉に砕いて働いていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...貴下(あなた)だつて祖母さんが子供のために身を粉にして働いてるのが分つてゐるでせう...
正宗白鳥 「孫だち」
...玉より輝く美容のために身を粉にしても...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...身を粉に碎いて財産を作る事に熱中してゐるのであつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...身を粉に砕くやうな苦労をした...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...身を粉にくだいても...
吉川英治 「黒田如水」
...身を粉にして先に立ち...
吉川英治 「三国志」
...彼を迎えた留守居衆から端々(はしばし)の召使までが、その夜、身を粉にしても、主人の剋(か)ち獲(え)たその尊い「生」をなぐさめようと争い努めたのはむりもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...どう損がゆこうと身を粉にしようと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...身を粉にくだいてご落胤のお四名様を...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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