...又或ものは誘惑に負けずに我々自身を守るであらう...
芥川龍之介 「西方の人」
...自尊心の強い信輔は意地にも彼自身を守る為に...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...俺の身を守るようにあらかじめ綾子から頼まれたんじゃないかという意味だ...
高見順 「いやな感じ」
...身を守るのが恐(こわ)かったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...借問す人の世に身を守るころもありや...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...結社は必ずしも身を守る道とは言えない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...身を守る事にかぎりはなしである...
林芙美子 「浮雲」
...自分の身を守るわ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今宵限り關はなくなつて魂一つが彼の子の身を守るのと思ひますれば良人のつらく當る位百年も辛棒出來さうな事...
樋口一葉 「十三夜」
...おのれでおのれの身を守るには...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...危険から身を守ることができはしたけれども...
火野葦平 「花と龍」
...それで身を守るよりほかに方法はない...
本庄陸男 「石狩川」
...お前の身を守るためには...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...主として自分自身を守る利己的な心持から念じてゐた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...動物が我々の企らみからその身を守るために用いるいろいろな詭計や工夫の類いもまた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...だから身を守るためには...
山本周五郎 「さぶ」
...いよいよ身を守ることだった...
吉川英治 「三国志」
...親鸞の身を守る弟子どもは...
吉川英治 「親鸞」
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