...寡婦は仕事に身を入れているのでそれには気がつかず...
有島武郎 「燕と王子」
...一心に身を入れて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...左(と)に右(か)く現に文学を以て生活しつつある以上は仮令(たとい)素志でなくても文学にもまた十分身を入れてもらいたい...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...まっくらなすきまへ身を入れて...
江戸川乱歩 「大金塊」
...またある人達はこの不幸な男の爲にひどく身を入れて世話をした...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...あまり身を入れて聞いていないのに感附いて...
太宰治 「十五年間」
...つまり仕事に身を入れていないからだ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...めったに身を入れて見たことはなかった...
谷崎潤一郎 「鍵」
...何様(どん)な役でも身を入れて勤めた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人間が上半身を入れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これくらゐ身を入れて話さなきや――」八五郎は長んがい顎(あご)を撫でるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから卸して玉子の黄身を入れて塩胡椒で味をつけて丸めてメリケン粉をつけて玉子の黄身をつけてパン粉をつけてバターで揚げます...
村井弦斎 「食道楽」
...頭の外に骨があったら入れるとなおいいけれども少しでも身を入れてはならん...
村井弦斎 「食道楽」
...伊勢行きを思いとどまらせようとするのに身を入れて話していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...商売にばかり身を入れて一歩も家(うち)を出ないせいか...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...茶道修行に身を入れておるそうな...
吉川英治 「新書太閤記」
...身を入れているだけの所で...
吉川英治 「随筆 新平家」
...『よいとも、身を入れて、教えよう...
吉川英治 「人間山水図巻」
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