...身ぶるいが出るじゃありませんか...
泉鏡花 「女客」
...ぶるぶると身ぶるいした...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...もう一度はげしく身ぶるいして...
海野十三 「恐竜島」
...気が気じゃありゃしねえ)彼はブルブルと身ぶるいしてモジャモジャの髪の毛を五本の指でかきあげた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...……(身ぶるいする)わたしママの気持よくわかるの...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...竜之助は身ぶるいして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぞっと身ぶるいしながら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...安倍は思わず身ぶるいが出た...
本庄陸男 「石狩川」
...彼は身ぶるいをし...
山本周五郎 「花も刀も」
...――」つなは身ぶるいをした...
山本周五郎 「風流太平記」
...おれのことを云われたみたようだな」彼は風の寒さに身ぶるいをした...
山本周五郎 「へちまの木」
...忽ちブルブルと身ぶるいをして屹(きっ)と王宮の方を眺めました...
夢野久作 「白髪小僧」
...人知れず身ぶるいをしたくらいです」「……………」「……どうです...
夢野久作 「一足お先に」
...ぶるッと身ぶるいをして...
吉川英治 「江戸三国志」
...……最前からのはなしを聞いておると、賊の五人組のうち、女ふたりは、越前守様がお若い頃に犯(おか)した過ちの――悪縁をもつ母子(おやこ)ではないか」「きょうまで、お父上にすら、秘(か)くしておりましたが、まったく、その母子(おやこ)は、越前守様が、放埒の時代に、ふと契(ちぎ)った女性と、その女とのあいだに生(な)した御実子なのでございます」「め、め、めッ相もない……」と、楽翁は、わが子の口から聞くのすら、身ぶるいして、世間の耳をおそれた...
吉川英治 「大岡越前」
...身ぶるいを覚えながら...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...何となく骨の髄から身ぶるいが出る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...武蔵は、身ぶるいして、「おれは勝つ!」声を出して、神林をさけびながら歩き出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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