...身ぶるいしながらたがいに身をすりよせた...
海野十三 「超人間X号」
...身ぶるいしないではいられなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...……おれはゾーッと身ぶるいがした...
江戸川乱歩 「疑惑」
...怖ろしい嘔き気ととても烈しい身ぶるいとにおそわれた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...そこで板から下りて身ぶるいをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...何しろ、あの時に釣瓶(つるべ)へ肉がパックリと喰付(くっつ)いた有様は、眼の前に物の祟(たた)りを見るようで、ゾッとしてしまいました」「御大も、あの時のことを思い出すと癪にさわると見え、身ぶるいをして、憎いおしゃべり坊主! と口惜(くや)しがっている」「全く、あの小坊主は変な坊主でした、うちの茂太郎の友達だと言って来たこともありましたが、怖いほど勘のいい――」「全くあの時分の化物屋敷は、名実共に化物屋敷であったが、御大があの形相(ぎょうそう)では、今後の化物ぶりが一層思い合わされるのだが、当分、田舎(いなか)に引込んで此方(こっち)へは出て来まい」「どこへ引込んでおいでになっていますか」「栃木の大中寺(だいちゅうじ)というところに、もとの知行所があって、そこへ隠れている」「栃木の大中寺、たいへん遠いところへお越しになったものですね」「なに、遠いといっても日光より近いのさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...身ぶるいの出るほどのものだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...どうしても身ぶるいが出てくる理由でもあった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...そういった得体(えたい)の知れない不安に襲われて思わず身ぶるいをしました...
久生十蘭 「ハムレット」
...思わず身ぶるいして逃げ出すにちがいないのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...やはり前よりももっとぞっとして身ぶるいするばかりであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...なぜとも知らず身ぶるいするために...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...ナイフで腕を切り裂かれながら、相手の鼻柱を殴りつけるところでは、子供たちは唇をひき緊め、身ぶるいをした...
山本周五郎 「季節のない街」
...ああきたない」おしのは身ぶるいをした...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...それでなにか意義があり満足することができるでしょうか」弥生は身ぶるいをした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...私がそれを待ってはいないがね」「恐ろしいことを」とおくみは身ぶるいをした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...板の間の冷たさに身ぶるいをすると共に...
吉川英治 「江戸三国志」
...なんだか身ぶるいしたくなるわ……ね」「そお……」私は爛熟し切って...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
便利!手書き漢字入力検索