...身ぶるいが出ずには居(お)られません...
芥川龍之介 「邪宗門」
...葉子は軽く身ぶるいしながら...
有島武郎 「或る女」
...身ぶるいのする様な爽かな感じが...
有島武郎 「かんかん虫」
...渡瀬は思わず身ぶるいを感じた...
有島武郎 「星座」
...僕はぶるぶると身ぶるいした...
海野十三 「海底都市」
...身ぶるいせずにはいられませんでしたが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...身ぶるいするほど嫌(きら)いです...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...自分が手伝つた冒涜に身ぶるいしていたあの女のことを...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...お角は身ぶるいしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この憎むべき凶行をしるしながら、私は面(おもて)をあからめ、体がほてり、身ぶるいする...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...それはいまや私が名を言うも身ぶるいするような物の格好になった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...どぎつさにムーアは身ぶるいした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...寒さとはまた別に身ぶるいがでてきた...
正岡容 「寄席」
...掻巻を肩へひきよせながら身ぶるいをした...
山本周五郎 「さぶ」
...ふだんは部屋にひとついても身ぶるいのするほど嫌いな虫だったけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...おちづはふと身ぶるいをした...
山本周五郎 「風流太平記」
...「まあ、降るような――」銀河を眺めて呟やきながら、ぶるッと、身ぶるいをして、そこを閉めかけましたが、どうしたのか、うごきもしない...
吉川英治 「江戸三国志」
...のるかそるかの乾坤(けんこん)一擲(てき)となるだろう」ひとりでに身ぶるいの出るような張合いが...
吉川英治 「新書太閤記」
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