...この身びいきからして突然ひき起された克明な興味を以て...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...自分の身びいきという立場を離れて考えても不埒(ふらち)である...
近松秋江 「霜凍る宵」
...これは一学の身びいきのみではありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...身びいきにも程があろう...
本庄陸男 「石狩川」
...この双方の身びいきは...
正岡容 「寄席」
...身びいきをしてくれたここの番頭さんがいっそ怨めしかった...
正岡容 「寄席」
...或はそれは身びいきに過ぎた解説という人があるかもしれぬが...
柳田国男 「故郷七十年」
...無意識に身びいきの眼がかかっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...肉親の身びいきというものか...
吉川英治 「松のや露八」
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