...その身の代金(しろきん)を払って...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...身の代金を要求する様な...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...其身の代金にて御年貢米買ひ入れ...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...三箇年の身の代金六両二分を受けとって帰って来た...
田中貢太郎 「雁」
...女(むすめ)の身の代金を入れた財布の紐があった...
田中貢太郎 「雁」
...それを聞いて飯盛女にと進んで往った女の身の代金は...
田中貢太郎 「雁」
...「でも、私の身の代金は、年一杯で手取り三十五両と、女衒(ぜげん)が決めて行きました」娘は少し困った顔を挙げます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お秋の身の代金にこれだけ受取つて來たから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高い身の代金を積んで商売女を容(い)れるのも知恵が無い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...われ/\も身の代金の意義に関して責任を負う旨の一通の証書とを交付し...
槇村浩 「我々は牢獄で何をなすべきか」
...何をまた! それを聞いて何にするんだ? ヘツ! お前なんかの出る幕ぢや無いよ! 寝呆けたのか! 私の身の代金がいくらだらうとそれがお前さんにどうしたつて言ふんだい! 馬鹿にしちやいけないよ...
三好十郎 「地熱」
...この頃のあの鬼畜のような兵士たちの手中におち・払おうにも払えぬ法外な身の代金を払えとありとあらゆる残忍非道な責苦をうけながら・しかもその思いやその悲惨を訴える道のない境遇におかれている・あの可哀そうな囚人たちのような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身の代金を強要された経験を物語っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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