...當時着のみ着のまゝで燒き出された身の上であつたから...
海野十三(佐野昌一) 「寺田先生と僕」
...それらの人の身の上に何等かの禍いのあるようなことが起っては...
大杉栄 「獄中消息」
...自分は、下宿のその部屋に、ひとりでじっとしているのが、おそろしく、いまにも誰かに襲われ、一撃せられるような気がして来て、街に飛び出しては、れいの運動の手伝いをしたり、或いは堀木と一緒に安い酒を飲み廻ったりして、ほとんど学業も、また画の勉強も放棄し、高等学校へ入学して、二年目の十一月、自分より年上の有夫の婦人と情死事件などを起し、自分の身の上は、一変しました...
太宰治 「人間失格」
...清三はそうした社会に生(お)い立(た)った女の身の上を思わぬわけにはいかなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...もしも心中しなければならない身の上であつたら……? 電報で捜索される身の上であつたら……? さうしたらつらさもつらいだらうが歓楽も一層深いだらうとSは考へた...
田山録弥 「モウタアの輪」
...銀子はこうした身の上の恋愛といったようなものを...
徳田秋声 「縮図」
...身の上話から始めようというのである...
豊島与志雄 「作家的思想」
...あなたの身の上のことを聞かして下さいませんでしょうか...
豊島与志雄 「塩花」
...おのれ自身の上にかがんでいる心は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そもそも我から意識して戯作者(げさくしゃ)となりすました現在の身の上がいかにも不安にまた何とも知れず気恥しいような気がしてならなくなった...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...わたしの身の上を心配していて下さる...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の作品の女主人公をしてそんな遠い山國で暮らしてゐる彼女の夫の身の上を氣づかはしめる事によつてのみ信濃といふものと彼女とを結びつけるだけでは何んとなく物足りなくなつて...
堀辰雄 「姨捨記」
...他人の身の上などを空想することの好きな叔母はことによると彼よりもっと細かな観察をしているかも知れない...
堀辰雄 「恢復期」
...常に他人の身の上の妬(ねた)ましく感ぜられぬ...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...浪路の身の上を知らないに相違なかったが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一生なすこともなく終りそうな身の上...
山本周五郎 「落ち梅記」
...紅矢……兄様のお怪我も……濃紅姉様の身の上も……何だか……夢のような気がしていたので御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
...その妹の穏子の方の身の上を想像しながら...
横光利一 「旅愁」
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