...その間に相手の身のまわりを注意深く観察した...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...絶えずこちらの身のまわりを監視(かんし)していそうな心もちがする...
芥川龍之介 「妙な話」
...自分の身のまわりの品がはいっているのであります...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...いつも身のまわりから放さなかったわけも...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...波子がちょうど俺の身のまわりの世話でアパートに来ていたときだ...
高見順 「いやな感じ」
...身のまわりの物だけを持って...
太宰治 「東京八景」
...そんなに好いものも縫えなかった伯母の身のまわりには...
徳田秋声 「あらくれ」
...お増から身のまわりの物などを一ト通り分けてもらって...
徳田秋声 「爛」
...私たちの注意をその身のまわりにひきつけずにはおかない彼らだけれど...
羽仁もと子 「おさなご」
...自分の身のまわりに...
羽仁もと子 「女中訓」
...おかあさんの身のまわりの用事をしました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...身のまわりのせわは松尾という乳母(うば)がした...
山本周五郎 「菊千代抄」
...あの手紙の主も自分の身のまわりから離れなかった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...猿の頬この中流階級の身のまわり道楽……一方から見れば渋い物流行は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...若夫婦の身のまわりにザラザラした身体(からだ)をコスリ付けて...
夢野久作 「近世快人伝」
...「今日は早や十七日」帝は俄に身のまわりを見まわされた...
吉川英治 「私本太平記」
...夜具で身のまわりを支えようとすると...
吉川英治 「新書太閤記」
...鐘(しょう)の五ツぐらいな楽器を身のまわりにおき...
吉川英治 「随筆 新平家」
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