...なぐるならなぐってごらんなさい」そういって身じろぎせずに睨み返した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...女は男の身じろぎを感じると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...歩み寄り自分の上にかがみ込む姿を見ても身じろぎせず...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...そのままじっと身じろぎもしないの...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...身じろぎもせずに...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...身じろぎもせず茫と立つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...身じろぎもせずに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...やおら身じろぎをした...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...誰ひとり身じろぎもしなかった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...それが一層私を身じろぎもできないような苦しい心もちにさせていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...覚ませよ我が母なりし女の胸に汝が和らかき輝きをのせて母をねむりの中に身じろぎさせ...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...激しく身じろぎしたとき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...間――沢子 (身じろぎをして...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...身じろぎに知れる姿も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身じろぎもせずに見まもっている...
山本周五郎 「死處」
...九段にいる時と違って一パイに出す調子を妻木君は身じろぎもせずに聞いてくれた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...身じろぎもしないので血に蠅の群れがたかっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...まずもすこし待ってみるがいい」といっても、彼自身、待ちしびれたにはちがいなく、身じろぎして、坐り直した...
吉川英治 「私本太平記」
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