...長い身じまいをすませる間(あいだ)...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...簡単に身じまいをしてまた家を出た...
有島武郎 「或る女」
...俺は身じまいをしながら...
高見順 「いやな感じ」
...身じまいをきちんとなさって...
太宰治 「斜陽」
...この父親はいつも念入りに身じまいをした...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...髪を結ったり身じまいをしたりするのは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...心ばかりの身じまいをしただけで...
寺田寅彦 「あひると猿」
...身じまいを直しているところが何という頼もしいんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...きちんと身じまい薄化粧にまで及んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...私こそ」身じまいをして...
野村胡堂 「古城の真昼」
...身じまいにかかろうと...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...身じまいもきちんとして...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...それより理髪師を招き身じまいをした...
南方熊楠 「十二支考」
...其の様子を聞いた祖母も子もちゃんとした身じまいをしてわざわざ滅多に人の行かない客間を明けて通した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...昔の話を身じまいをしながら姫君へ語るのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...娘らしい身じまいをなさいな」伊代はこう云って...
山本周五郎 「契りきぬ」
...菊枝夫人はきれいに身じまいをし...
山本周五郎 「半之助祝言」
...身じまいを直させている中(うち)に...
夢野久作 「二重心臓」
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