...身ぎれいな女中たちがせわしそうに往(い)ったり来たりして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...どの娘も清潔に、身ぎれいに見え、誰でも皆愉快そうで、この人達よりも幸福で清潔な人達は、私は見たことがない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...米国の兵隊は身ぎれいにしている...
石川欣一 「比島投降記」
...不断も加賀染の模様のいいのなんか着せていろいろ身ぎれいにしてやるので誰云うともなく美人問(キヌ)屋と云ってその娘を見ようと前に立つ人はたえた事がない...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...身ぎれいになっている...
梅崎春生 「狂い凧」
...顔立もととのい、身ぎれいで、モンペをきりっとつけていた...
豊島与志雄 「山吹の花」
...しじゅう身ぎれいに...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...身ぎれいな小男をつれて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...身ぎれいにめかし込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...あの身ぎれいな、行儀のいい女学生たちの重々しさは、知識の重々しさでも希望の重要さでもなくてつまりは、暢びやかでない若さの重み、将来というものにちっとも見とおしがなくて、漠然と充満している若い女の期待の重苦しさであったのである...
宮本百合子 「女の学校」
...身ぎれいであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...身ぎれい気ままに暮すことが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...とにかく身ぎれいに化粧もこらしたのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...身ぎれいにすると...
吉川英治 「新書太閤記」
...会場へ行くべく、みな身ぎれいに、支度しだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――所で、この儘、千坂様の所へ行くか』『お待ちかねだろう』『だが両名共、この汗くさい体では』『かまうまい、身ぎれいにして、のろりと参上するより、今着きましたと云ってまいれば、お心もちが違う』『では――』と、高輪街道(たかなわかいどう)を真っ直に向けていた足を回(めぐ)らして、伊皿子坂(いさらござか)へ上りかけると、角の石屋の仕事場から鑿(のみ)に弾(はじ)かれた石の粉が飛んで来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...身ぎれいにしていられるぞ」などと...
吉川英治 「親鸞」
...けれど、玉日の容子(ようす)を見るに、朝な朝な、身ぎれいに、いつでも死ねる支度は心にしているらしくあった...
吉川英治 「親鸞」
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