...身ぎれいな女中たちがせわしそうに往(い)ったり来たりして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...身ぎれいにするようにした...
石川欣一 「比島投降記」
...いい女房(かない)を貰ふのと同じやうに身ぎれいにして置かねばならぬものかも知れないと思つたので...
薄田泣菫 「茶話」
...盛子は小ざつぱりと身ぎれいで...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...顔立もととのい、身ぎれいで、モンペをきりっとつけていた...
豊島与志雄 「山吹の花」
...「身ぎれいな鰥夫(ひとりもの)だこと」と言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しじゅう身ぎれいに...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...じぶんを身ぎれいにしておくために...
久生十蘭 「あなたも私も」
...身ぎれいに生活している限り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...身ぎれいにめかし込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...おめえさまはいつも身ぎれいにしていなさるネ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...先刻ほめられていたとおりに身ぎれいにしていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身ぎれい気ままに暮すことが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...死の「身ぎれい」も充分考慮されていることはいうまでもない...
吉川英治 「上杉謙信」
...殊に身ぎれいに慎み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...会場へ行くべく、みな身ぎれいに、支度しだした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――所で、この儘、千坂様の所へ行くか』『お待ちかねだろう』『だが両名共、この汗くさい体では』『かまうまい、身ぎれいにして、のろりと参上するより、今着きましたと云ってまいれば、お心もちが違う』『では――』と、高輪街道(たかなわかいどう)を真っ直に向けていた足を回(めぐ)らして、伊皿子坂(いさらござか)へ上りかけると、角の石屋の仕事場から鑿(のみ)に弾(はじ)かれた石の粉が飛んで来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...けれど、玉日の容子(ようす)を見るに、朝な朝な、身ぎれいに、いつでも死ねる支度は心にしているらしくあった...
吉川英治 「親鸞」
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