...身うち震ひて止まず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...年老いたる媼(おうな)の身うち痩せ細りたるが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...身うちのものもおります...
鈴木三重吉 「デイモンとピシアス」
...身うちがしみるやうだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...――かくして烏瓜は身うちに日に日に膩(あぶら)が乗つて来るにつけて...
薄田泣菫 「独楽園」
...たとひ印刷業關係者でないものでも身うちの緊きしまる思ひがする...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...身うちにひしひしと感じていたのであった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あの娘の身うちの者か...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして数名の身うちだけ連れて東宝映画へ入ったとか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――そんな何かしら身うちまでひやりとするやうな...
堀辰雄 「おもかげ」
...まだ充分に癒(い)え切(き)っていなかったらしい身うちにめっきりと衰えが感ぜられ...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...私ははじめてわが身うちの深淵に氣づき...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...それからまだ麻布のおばさん――私が跡目をついでいる堀家のほうのたった一人の身うち――までも来てくれた...
堀辰雄 「花を持てる女」
...馬鹿な寒さを身うちに覚えた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...しみ/″\と身うちに環(めぐ)つて...
水野仙子 「散歩」
...いよいよ身うちの者や友だちと別れる時になれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の身うちがゾクゾクと致して参りまして...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...殿(でん)ノ法印(ほういん)の身うち岡本坊と共に...
吉川英治 「私本太平記」
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